ホトトギス |
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【ホトトギスについて】 |
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ホトトギスは、日本や台湾が原産のユリ科ホトトギス属の宿根草です。名前の由来は、花弁に入る小さな紫色の斑点を鳥のホトトギスの胸の斑点に見立てたものと言われています。 なお、単にホトトギスという場合は、関東以西の西南部や四国、九州に自生する Tricyrtis hirta のことですが、ホトトギス属にはいろいろな種類があり、これらをまとめてホトトギスと言う場合もあります。 秋になるとホトトギスの花をよく見かけますし、園芸品種もいろいろあって園芸店などでも売られていますが、ジョウロウホトトギスやタカクマホトトギスなどは環境破壊や乱獲によって絶滅寸前になっています。 栽培は、種類によってかなり異なります。ホトトギスや台湾ホトトギス及びその交配種は関東以西の温暖地でも比較的栽培が容易ですが、ジョウロウホトトギスなどは耐暑性が弱く、栽培が難しいと言えます。 【栽培メモ】 在来種を夏の西日の避けられるところに植えてありますが、問題なく育っています。また、台湾系の品種を、藤の木の下に置いていますが、こちらの方もよく育っています。 一方、キバナノホトトギスは、花が咲いた後、管理が悪かったのか思うようには育ってくれませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ホトトギスの概要】 |
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草丈 【主な種類と品種】を参照してください。 花 【主な種類と品種】を参照してください。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、夏の高温多湿にやや弱いところがあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい〜やや難しい(種類によります) (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Tricyrtis・・・・・ギリシャ語の treis(3)+ cyrtos(曲がり)が語源です。 hirta・・・・・「毛の多い」、「有毛の」 flava・・・・・「鮮黄色の」 formosana・・・・・「台湾の」 ohsumiensis・・・・・「大隅半島の」 macrantha・・・・・「大きい花の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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ここでは、栽培しやすいホトトギスと台湾ホトトギス及びその園芸種を中心に記載しています。 栽培のポイント ※ 鉢植えで育てる場合、乾燥させすぎないよう注意します。 植え付け 庭植えはもちろん、鉢での栽培にも向いています。園芸店やホームセンターなどではそれほど見かける機会は少ないようですが、種苗会社のカタログにはいろいろな種類や品種が載っています。 購入した株は、鉢やポットに植わっていますが、花壇に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢やプランターで育てる場合は、購入した株の鉢が小さければ、根鉢の底を少し崩して、一回り大きめの鉢に植え替えます。 鉢植えの用土 市販の山野草の培養土、もしくは赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 夏の強い日差しと高温を嫌いますので、庭に植える場合は、半日陰もしくは明るい日陰に植えつけます。 鉢植えの場合は、晩春から半日陰の場所に、そして夏は午前中少し日の当たるところ若しくは明るい日陰に置いて育てます。 植え替え 花壇に植えた場合は、3〜4年して株が混みあってきたら、株分けを兼ねて植え替えをします。 鉢に植えた場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。鉢から抜いて、古い土と古い根を適宜に落とし、新しい用土に植えつけます。 日常の管理 鉢植えの場合、水切れを起こすと、下葉が枯れて見苦しくなりますので、乾燥させすぎないよう注意します。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢に植えている場合は、水やりは少なくします。 ふやし方 株分けのほか、挿し芽ができます。夏場を除き、5〜6月若しくは9月下旬〜10月上旬が適期です。 肥料 庭植えは、春先と花後に緩効性の化成肥料を与えます。鉢植えは、3〜6月と花後に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 ハマキムシやヨトウウムによる被害がみられることがあります。 |
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