ボケ |
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【ボケについて】 |
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ボケ(木瓜)は、バラ科ボケ属の落葉低木で、標準和名のボケは、中国原産のスペシオサ種(C. speciosa)を指します。日本にはクサボケ(C. japonica)が自生していて、ボケとの交配種や自然交雑種(C. × superba)も育成されています。 江戸時代から庭植えや盆栽として栽培されてきており品種も多くありますが、サツキのように絞りや咲分けをするものもあります。 ボケとは変な名前が付いたものですが、ボケを「木瓜」と書きます。果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものがボケになったと言われています。 【栽培メモ】 木の瓜と言われても今ひとつピンときませんでしたが、庭に植えているボケにとても大きな実が付いたので、納得することができました。 丈夫な花木ですがアブラムシが付きやすく、薬剤散布が必要になったことがありました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ボケの概要】 |
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樹高 樹高は2mぐらいで、株立ち状になります。枝に多くの棘があります。 剪定をすれば、樹高を低く抑えることができます。 花 花径は2〜3pで、花色は白、桃、朱紅、緋紅色の他、咲き分けする品種もあって人気が高い花木です。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強く、温暖地では2月から花が見られます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Chaenomeles・・・・・ギリシャ語の chaino(開ける)+ melon(リンゴ)が語源です。 speciosa・・・・・「美しい」、「きれいな」 superba・・・・・「素晴らしく立派な」、「飛び切り上等な」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 植え付けは、秋に行います。 ※ 剪定を行う際は、花芽を確認してから長く伸びた枝を数芽を残して切り戻します。 植え付け 植え付けは秋に行うのがよく、10〜11月に行うのが最適です、春に植えつけると、根頭がんしゅ病にかかりやすいと言われていますので、できるだけ避けるようにします。 庭に植えるときは、苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。植えた後は、タップリと水やりをして支柱を立てておきます。 購入した苗木が小さいときは、鉢植えで1〜2年育て、しっかりした木にしてから植えつけた方が無難です 購入した苗木を鉢植えで育てる場合は、通常、開花株の場合がほとんどです。この場合、鉢が小さすぎて根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回りか二回り大きめの鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 赤玉土、腐葉土、軽石砂(川砂)を5:3:2の割合に混ぜた用土などに植えつけます。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところであれば、土質はさほど選ばず、どこでもよく育ちます。 鉢植えも日当たりのよいところに置いて育てますが、夏場は半日陰に置いて、水やりの負担を少なくし、鉢が乾燥しすぎないようにします。 植え替え 鉢植えは、毎年もしくは2年に1回は植え替えをします。10〜11月に根鉢を半分程度崩して、古い根を整理してから新しい用土に植え替えます。 剪定 樹形が乱れやすいので剪定作業が欠かせませんが、剪定の良し悪しが花付きに影響します。 ボケの花芽はその年に伸びた枝に付き翌春開花しますが、花芽は基のわずかに伸びた枝に付き、長く伸びた枝にはほとんど付きません。 花芽は11月には確認できるようになりますので、これ以降に、花芽を確認してから長く伸びた枝を数芽を残して切り戻します。 また、強い立ち枝や横に強く伸びた枝を切り取ります。 肥料 1〜2月に寒肥として油かすと骨粉を混ぜて木の周囲に施します。 病気・害虫 根頭がんしゅ病にかかったら、発生部分を切り取り、石灰硫黄合剤を塗っておきます。そのほかアブラムシやカイガラムシがつくことがあります。 |
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