ホモグロッサム

ホモグロッサムの花
写真 ホモグロッサム
撮影時期 2021.12.24
栽培状況 鉢植え

科名

アヤメ科

属名

グラジオラス属

学名

Gladiolus priorii

園芸分類

夏植え球根

別名

グラジオラス・プリオリー

原産地

南アフリカのケープ地方

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

12〜1月

【ホモグロッサムについて】

ホモグロッサムは、南アフリカのケープ地方原産のアヤメ科の秋植え球根です。原種グラジオラスの1種ですが、冬に咲くことと、草丈も40pほどにしかなりませんので、一般に栽培されているグラジオラスとは、全くイメージが異なります。

なお、本種は、今はグラジオラス属に分類されていますが、以前はホモグロッサム属に分類されていましたので、この名前で呼ばれています。

【栽培メモ】

栽培そのものは、他のアヤメ科の秋植え球根と何ら変わりありません。鉢植えで育てていますが、植え付けが遅れたこともあって年末になって咲き始めました。この時期に咲く花は数少ないので貴重です。

【育て方は下へ ↓ 】

【ホモグロッサムの概要】

草丈

40pほどになります。

花径4pほどの濃い朱赤色の花が咲きます。一つの球根からは花茎は1本だけですが、一つの花茎で2〜3輪の花が咲きます。

ホモグロッサムの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い〜やや弱い
耐暑性 強い

半耐寒性ですが霜に当てなければ大丈夫のようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Homoglossum・・・・・ギリシャ語の homo(同じ)+ glossa(舌)が語源です。

priorii・・・・・「より早い」、「より前の」

【主な種類と品種】

春咲きグラジオラスは、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 日当たりのよいところに置いて育てます。

植え付け

半耐寒性で、寒い持期に花が咲くことから、通常は鉢植えで育てます。

植え付けの適期は、8月頃が適期です。植え付けが遅れると、開花も遅くなります。

鉢植えの用土

市販の園芸用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

ホモグロッサムの花

植え付けの深さ

2〜3pほど土が被る程度に植え付けます。

株間

5〜6号鉢に5球が目安です。

置き場所

日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

過湿にならないよう鉢土の表面が乾いたら水やりします。

休眠期の管理

葉が枯れてきたら堀り上げて水洗いし、ネットなどに入れて、日の当たらない涼しいところで植え付け時期まで保管します。

なお、鉢に植えっぱなしにして雨の当たらないところで保管し、9月初めに植え付けてみましたが、特に問題はありませんでした。

冬の管理

霜の当たらない軒下などに置きます。咲き始めたら花が傷まないよう室内に取りこんだ方が安全です。

肥料

植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の園芸用培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

特にはないようです。

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