ポリキセナ

ポリキセナ・コリンボーサの花
写真 ポリキセナ・コリンボーサ
撮影時期 2023.11.17
栽培状況 鉢植え

科名

キジカクシ科

属名

ポリキセナ属

学名

Polyxena spp.

園芸分類

秋植え球根

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

10〜11月

【ポリキセナについて】

ポリキセナは、南アフリカ原産のキジカクシ科の秋植え球根です。9月下旬に植えれば11月には花が楽しめるので貴重な球根植物と言えます。しかも、その花がとてもかわいらしいので魅力があります。

種苗会社のカタログで見かけるのは、コリンボーサとエンシフォリアなどですが、いずれも、ごく小型の植物ですので、鉢植えにして、花が咲いたら机の上などに置いて楽しむことができます。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていましたが、適期に植え付け、過湿に注意さえすれば栽培は容易です。

【育て方は下へ ↓ 】

【ポリキセナの概要】

草丈

草丈が5p程度のごく小型の球根です。

9月末に植えると11月中旬に開花します。花は星形の5弁の小さな花で、花径1〜1.5pほどです。写真のようにたくさんの花が集まって咲くので、とてもきれいです。

ポリキセナ・マウガニーの花

ポリキセナ・マウガニー(2023.11.07)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 (夏は休眠)

耐寒性はそこそこありますが、冬は室内に取り込んだ方が無難です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Polyxena・・・・・ギリシャ神話のトロヤ王プリアモスの娘ポリクセネ(Polyxene)に由来します。

corymbosa・・・・・「散房花序の」

ensifolia・・・・・「剣形葉の」

pygmaea・・・・・「低い」、「小さい」

【主な種類と品種】

コリンボーサ
P. corymbosa

白に赤紫の筋が入る美しい品種です。

エンシフォリア
P. ensifolia

明桃の美しい花で、芳香があります。エンシフォリアには、白花もありますが、ピンクの方がよく栽培されています。(写真:最下段)

ピグメア
P. pygmaea

小さいピンクの花が密集して咲きます。花弁が反転しているところが特徴です。(写真:下から2枚目)

マウガニー
P. maughanii

小さな白い花が密集して咲きます。(写真:上から2枚目)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 秋に開花しますので、植え付け時期が遅くならないようにします。

植え付け

9月下旬〜10月上旬が植えつけの適期です。とても小型の球根植物ですし、耐寒性があまり強くないので庭植えには適していません。鉢植えで栽培します。

ポリキセナ・ピグメアの花

ポリキセナ・ピグメア(2023.11.17)

鉢植えの用土

市販の球根用培養土でよく育ちます。その他、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土でも問題ありません。

植え付けの深さ

植えつける深さは1〜2cmほどにします。

株間

4号鉢に3〜5球、5号鉢なら5〜8球程度が目安です。

置き場所

日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

植え替えをしないときは、秋になると芽が出てきますので、それから徐々に水やりを始めます。

水やりは、鉢土の表面が乾いてから行います。過湿にすると球根が腐ることがありますので注意します。

球根が弱りますので、花後は、早めに花ガラを取り除きます。

植え替え

2年に1回を目安に、分球して植え替えます。

ポリキセナ・エンシフォリアの花

ポリキセナ・エンシフォリア(2013.11.27)

冬の管理

耐寒性が弱いので、冬が近づいてきたら室内に移して育てます。

休眠期の管理

5月頃、葉が枯れ始めたら水やりを止め、鉢ごと日陰で秋まで乾燥させて保存します。掘り上げて保存しても、特に問題はありませんでした。

肥料

芽が出てきてから緩効性の固形肥料を置肥し、花後に追肥します。多肥にする必要はなく。量は少なめにします。

病気・害虫

特にはありません。

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