ホルトノキ |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【ホルトノキについて】 |
|||||||||||||||||||
ホルトノキは、本州の千葉県以西、四国、九州に自生するホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木です。元々は白花ですが、ピンクの花の咲く品種があり、園芸上は、こちらの方がよく栽培されているようです。モガシという和名は、鹿児島県での呼称です。 ホルトノキというのは、江戸時代に薬用に使われていたホルト油の採れる木と誤解されたという説や平賀源内がこの木をオリーブと間違えて「ポルトガルの木」と呼んだことに由来するという説などがあります。 【栽培メモ】 '紅万灯'という品種を鉢植えにして、冬場は土間に入れてありました。早くからおびただしいほどの蕾が付き、5月になってにぎやかに咲きました。なお、鉢植えで、このときの樹高は70pほどでした。 |
|||||||||||||||||||
【ホルトノキの概要】 |
|||||||||||||||||||
樹高 10〜20mにはなるようです。もっとも、'紅万灯'は、樹高が1mにならないうちに花が咲きました。 花 前年の枝の葉腋に白い花を付けます。ピンクの花が咲くものもあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は、そこそこありますが庭植えは暖地でないと難しいようです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Elaeocarpus zollingeri 学名の説明 Elaeocarpus・・・・・ギリシャ語の elaios(オリーブ)+ carpos(果実)が語源です。 zollingeri・・・・・「19世紀のスイスの植物学者の Henrich Zollinger への献名 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
ピンクの花が咲く '紅万灯' という品種があります。また、近縁種に熱帯スズランノキがあります。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
植え付け 4〜5月ごろが適期です。木が大きくなりますので通常は庭植えにしますが、生育が比較的ゆっくりですので鉢植えでもある程度までは栽培できます。特に、 '紅万灯' は木が小さいうちから花が咲きますので、鉢植えで花が楽しめます。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所、置き場所 日当たりと水はけのよいところへ植え付けますが、木が大きくなりますのでそれなりのスペースが確保できるところを選ぶ必要があります。鉢植えも日当たりのよいところにおいて育てます。 植え替え 鉢に植えているときは、2年に1回を目安に植え替えをします。 剪定 自然に樹形が整ってきますので、スペースに余裕があれば基本的に剪定はさほど必要としません。 剪定をするなら花後ですが、強剪定はできるだけ避けるようにします。 肥料 庭植えの場合は、ほとんど必要ありません。 鉢植えの場合は、春先に緩効性の化成肥料を置肥します。 病気・害虫 特にありません。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |