ボーモンティア |
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【ボーモンティアについて】 |
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ボーモンティア属は、インド亜大陸、東南アジアなどが原産のキョウチクトウ科のつる性の木本です。この属の中ではグランディフローラ(Beaumontia grandiflora)とムルチフローラ(B. multiflora)が植物園の温室などで栽培されているようです。 熱帯花木の中でもあまりなじみのない木ですが、甘い香りの白い大きな花が咲きます。 【栽培メモ】 鉢植えにして冬が来る前に室内に取りこんでおいたところ、葉を落とすことなく冬場を乗り切りましたので、寒さに弱いとは言え、極端に弱いということはありませんでした。 樹高が60pほどでしたので、花はしばらく先かなと思っていたところ、4月に入る頃にチョコレート色の蕾がたくさんつきました。その後、1ヶ月以上かかりましたが無事に開花しました。ですので、温室がなくても花は十分に楽しめます。 |
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【ボーモンティアの概要】 |
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樹高 つる性で2m以上に伸びるようですが、剪定をすることによって樹高を抑えることができます。 なお、グランディフローラは、木が小さいうちはつる状にはなりません。 花 花径が8〜10cmほどの白い花が咲きます。花には芳香があり、夜になるとより香ります。それほど強いものではなく、ほんのりとした香でした。 温室で咲いている花を見ると全体が白いですが、通常の栽培では花弁の縁は淡いピンク色になります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが耐寒性が弱く、5度以上は必要とされています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 (冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Beaumontia 学名の説明 Beaumontia・・・・・19世紀イギリスの王族であったダイアナ バーモントに因みます。 grandiflora・・・・・「大きい花の」 multiflora・・・・・「多花の」 |
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【主な種類と品種】 |
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グランディフローラとムルチフローラが栽培されているようです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 冬は室内に取りこめば、冬を越すことができます。 植え付け 園芸店やホームセンターなどに出回ることはほとんどないと思われますので、種苗会社のカタログやネットを通じて入手します。 耐寒性が弱いので、鉢での栽培になります。苗木を入手したら二回りほど大きな鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、もしくは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 置き場所 日当たりのよいところに置いて育てます。 植え替え 2年に1回を目安に、5月ごろに植え替えます。植え替える際は、表土と鉢土を適宜に落とし、一回り、もしくは二回り大きい鉢に植え替えます。 日常の管理 夏場は鉢土が乾燥しやすいので、水切れさせないようにします。土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをします。 剪定 苗木を見る限り、それほどつるが伸びるようには見受けられませんが、枝が伸びすぎたら切り戻しをします。 冬の管理 耐寒性が弱いので寒くなってきたら室内に取り込みます。水やりは控えめにし、肥料も必要ありません。 肥料 4〜10月ごろまで、緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。 病気・害虫 カイガラムシやアブラムシが付くことがあります。 |
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