ポリガラ

ポリガラの花
写真 ポリガラ・ミルティフォリア
撮影時期 2019.4.8
栽培状況 鉢植え

科名・属名

ヒメハギ科
ヒメハギ属

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

用途

鉢植え

花期

4〜5月

【ポリガラ・ミルティフォリアについて】

ポリガラの中で、通常、園芸店やホームセンターなどに出回っているのは、ここで取り上げているポリガラ・ミルティフォリアです。南アフリカ原産のヒメハギ科ヒメハギ属の常緑低木で、スイートピーの様な花が咲きます。く

ヒメハギ属は、世界に500種が広く分布する一年草、宿根草、低木ですが、この他には、トキワヒメハギの名で流通している小型の種類があります。

ところで、下の写真はヒメハギですが、ずいぶん前に芸西村の山道に咲いていたものです。花が美しかったので撮したものの、名前がわからないままになっていましたが、これがヒメキバで、ポリガラ・ミルティフォリアの仲間と知ったときは、少し意外でした。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていましたが、丈夫で、軒下で冬を越していました。枝が上に伸びますが、あまり分枝をしませんので、そのままにしていると下が寂しくなってしまいました。

【ポリガラ・ミルティフォリアの概要】

ポリガラの花

樹高

直立性の低木で樹高は1.5mほどになるようです。ただし、園芸店やホームセンターなどでは、40cm前後のものをよく見かけます。

育てている株は80pほどになっていましたが、剪定をすればもう少し低く育てられます。

原種の花色は緑白色で小輪ですが、栽培されているのは明るい紫桃色の花をつけるミルティフォリアです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐暑性はありますが、耐寒性は強くありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Polygala myrtifolia

学名の説明

Polygala・・・・・ギリシャ語の poly(多い)+ gala(乳)が語源で、この属の1種が乳の出をよくすると考えられたことに因みます。

myrtifolia・・・・・「マートル(ギンバイカ)のような葉の」

chamaebuxus・・・・・ギリシャ語の chamae(低い、小さい)+ buxus(ツゲ)が語源です。

japonica・・・・・「日本の」

【主な種類と品種】

ヒメハギ属の仲間です。

ポリガラ・ミルティフォリア
P. myrtifolia var. grandiflora

ポリガラという場合、通常はこの品種を指します。

トキワヒメハギ
P. chamaebuxus

小型の種類で、ピンクのかわいい花が咲きます。

ヒメハギ
P. japonica

草丈は20cmほどで、美しい花が咲きます。学名のとおり日本や台湾などに自生しています。(写真下)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花後に、株を半分ほどに切り戻します。

植え付け

園芸店やホームセンターなどには、開花株が春に顔を出しますので、これを買って育てることになります。耐寒性が弱いので、通常は、鉢植えでの栽培になります。

開花株を購入したときは、鉢が小さい場合ことが多いので、こうした場合は、花後に、根鉢をあまり崩さないようにして一回り若しくは二回り大きい鉢に植え替えます。

ポリガラの花

鉢植えの用土

赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを5:3:2程度に混ぜた用土を使っていましたが、特に問題はありませんでした。

置き場所

秋から春は日当たりのよいところに置きます。夏は風通しのよい半日陰に置きます。

植え替え

春になって暖かくなったら、根鉢をあまり崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えます。

日常の管理

花後、株を半分ほど切り戻しをします。そのままにしておくと、株の下が寂しくなっていきます。

冬の管理

耐寒性がやや弱いので、温暖地の場合は霜の当たらない軒下に置きます。寒さの厳しいところは室内に取り込みます。

肥料

生育期間中、定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

病害虫は特にないようです。

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