ブッシュチェリー

ブッシュチェリーの花
写真 ブッシュチェリー
撮影時期 2018.6.10
栽培状況 鉢植え

科名

フトモモ科

属名

シジギウム属

学名

Syzygium australe

園芸分類

半耐寒性常緑低木

別名

シジギウム

原産地

オーストラリア

主な用途

鉢植え、庭植え

花期

5月〜6月

【ブッシュチェリーについて】

ブッシュチェリーは、オーストラリア原産のフトモモ科シジギウム属の常緑低木です。花も実も楽しめ、低木で場所を取りません。耐寒性がやや弱く庭植えできる地域が限られるのが残念ですが、勿論、鉢植えで十分に楽しめます。

冬の寒さに弱いとは言え、日本の高温多湿の夏に耐えてくれますので、オーストラリア原産の樹種の中では比較的育てやすいと言えます。

【栽培メモ】

以前に鉢植えを外に置いていたことがあり、寒さで地上部が枯れこんでしまいました。すっかり諦めていたところ、春になって株元から芽を吹いて何とか持ち直しました。その後は、霜の当たらない軒下に置いています。

本来なら実が楽しめるはずですが、鉢植えで育てていることによるものか、はたまた、1本だけでは自家受粉しないのか、これまで実が付いた記憶はありません。

【育て方は下へ ↓ 】

【ブッシュチェリーの概要】

樹高

本来は高木のようですが、鉢植えで育てていますので1mにもなっていません。矮性種かもしれません。

初夏に小さな白い花が咲き、夏から秋にピンクの実が付きます。この実は、ジャムなどに利用できます。

ブッシュチェリーの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

半耐寒性で、霜に当てると傷みますので、無霜地域以外は、鉢植えが無難です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Syzygium・・・・・ギリシャ語の syzygos (結びついた、接合した)が語源です。
※ 対になった葉に由来します。

australe・・・・・「南方の」

【主な種類と品種】

ブッシュチェリーには、春の新芽が美しいピンクになる‘ルーマニー’という品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 水切れに弱いので、鉢植えの場合、夏場の水やりを忘れないようにします。

植え付け

耐寒性については、マイナス1度とされていますので、無霜地域でないと庭植えは厳しいと思われます。通常、初夏に、蕾の付いた状態で販売されています。植えられている鉢が小さいときは、根鉢を崩さないように、大きい鉢に植え替えます。

庭植えの場合、植え替えが難しいとされていますので、そのことを考慮して植える場所を選ぶ必要があります。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

ブッシュチェリーの花

植え替え

鉢植えは、2年に1回を目安に植え替えをします。植え替えの際、根鉢を崩すと株が弱りますので、あまり根鉢は崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えます。

鉢が十分に大きくなったときは同じ大きさの鉢を使うことになりますが、この場合はやむを得ませんので、根鉢の周囲を適宜に崩して植え替えます。

植え場所・置き場所

日当たりを好みますが、耐陰性もありますので半日陰でもよく育ちます。

日常の管理

水切れに弱いので、鉢植えの場合、夏場の水やりを忘れないようにします。水切れを起こすとダメージが大きくなります。

剪定

剪定は、花後すぐに行います。花芽が夏に付きますので、夏以降に剪定すると、翌年、花が咲かないことになってしまいます。

冬の管理

耐寒性が強くないので、室内に取り込みます。関東以西の温暖地では、霜の当たらない軒下で冬を越せます。

肥料

鉢植えの場合、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。