風鈴オダマキ

風鈴オダマキの花
写真 乙女風鈴オダマキ
撮影時期 2019.4.22
栽培状況 苗購入後、鉢植え

科名

キンポウゲ科

属名

セミアキレギア属

学名

Semiaquilegia ecalcatata

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

中国

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【風鈴オダマキについて】

風鈴オダマキは中国原産で、オダマキに付きものの距がないことが特徴です。このため、オダマキ属ではなく、セミアキレギア属(Semiaquilegia)に分類されています。semiというのは半分という意味です。なお、オダマキ属に分類されることもあります。

流通しているのは、二色風鈴オダマキや乙女風鈴オダマキが多いですが、二色風鈴オダマキは、オダマキ(A. flabellata)との交配種とされています。

【栽培メモ】

苗を購入して鉢植えで育てたところ、よく咲いてくれました。耐暑性がやや弱いですが、夏場、日陰の涼しいところに置いてあった株は、夏を乗り越えることができました。

【育て方は下へ ↓ 】

【風鈴オダマキの概要】

草丈

50〜60cmほどですが、園芸品種の二色風鈴オダマキなどは30cm程度です。

【主な種類と品種】を参照してください。

風鈴オダマキの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐寒性は強いです。耐暑性はやや弱いですが条件がよければ関東以西の温暖地でも夏越しができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

semi・・・・・「半分」

Aquilegia・・・・・aqua(水)+ legere(集める)で、「水を集めるもの」という意味です。

ecalcatata・・・・・「距のない」、「距を欠く」

【主な種類と品種】

風鈴オダマキ

風鈴オダマキの原種は、中国原産です。草丈は50〜60cmほどで赤紫の花が咲きます。

二色風鈴オダマキ

風鈴オダマキとオダマキの交配種で、草丈は30cmほどのコンパクトな草姿です。花色は青紫と白の2色です。(写真:下)

乙女風鈴オダマキ

風鈴オダマキの園芸品種で、淡いほのかなピンクの花が咲きます。草丈は30cmほどです。(写真:上の2枚)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 水はけのよい用土を使います。

※ 夏場は、涼しいところに置きます。

植え付け

植え付けは2〜3月ごろが適期です。庭植えも可能とは思われますが、夏の高温と強光を嫌いますので、関東以西の温暖地では、鉢植えにした方が育てやすいと言えます。

植え場所・置き場所

春から開花時までは日当たりのよいところで差し支えありませんが、花後から半日陰に置きます。

風鈴オダマキの花

鉢植えの用土

水はけがよい用土を使います。私は、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を4:4:2程度に混ぜた用土に植え付けていますが、特に問題なく育ちました。勿論バーク堆肥の代わりに腐葉土でも差し支えありません。

植え替え

鉢植えの場合は、2〜3月ごろに植え替えます。少なくても2年に1回は植え替えないと水はけが悪くなり、温暖地では夏越しが厳しくなります。

日常の管理

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。

夏の管理

鉢植えの場合は、初夏になったら半日陰に置きますが、真夏に限っては、明るい日陰もしくは午前中だけ少し日の当たるようなところに置きます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら軽く水やりをします。

ふやし方

株分けは難しいので、タネを採ってまきます。採りまきにするかタネを保存して翌春に播きます。

肥料

植え付け時に緩効性の肥料を与えます。鉢植えは、追肥として4〜5月頃と10月頃に液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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