フロックス・ピロサ |
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【フロックス・ピロサについて】 |
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宿根性のフロックスといえば、一般的にはフロックス・パニキュラータあるいはフロックス・マキュラータを指しますが、ここで取り上げているのは、フロックス・ピロサです。見かけることは少ないですが、「おぎはら植物園」のカタログで見つけました。 同じフクサキョウチクトウ属のツルハナシノブと同じように這性のフロックスです。ツルハナシノブと比較すると、茎が細長く、葉も細長いところが異なっています。 よく栽培されているのは 'ムーディブルー' で、写真のように美しいブルーの花が魅力です。なお、本種はフロックス・ピロサとして流通していますが、正しくは、Phlox divaricataで、品種名もフロリダ州にある都市の名前であるチャタフーチー(Chattahoochee)のようです。 【栽培メモ】 以前に栽培ときは、花が咲いた後でウドンコ病が発生して、大きなダメージを受けてしまいました。早めの対応ができなかったことが悔やまれました。次は、水はけのよい用土を使って、小型のプランターに植えて育てました。 今度はウドンコ病の発生もなく、長い間よく咲いてくれました。夏場は、半日陰の涼しいところに置いありましたが、なんとか夏を越しました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【フロックス・ピロサの概要】 |
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草丈 草丈は30cm程度で、上には伸びず横に広がります。 花 花径は3cmほどで花の色は、淡いブルーとピンクの品種があります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、耐暑性はそれほどありません。どちらかといえば、やや涼しいところを好みます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Phlox・・・・・ギリシャ語の phlogos(炎)が語源です。 divaricata・・・・・「分岐した」、「二叉に分かれた」 pilosa・・・・・「有毛の」、「軟毛のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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一般にはピンク系が多いようですが、ムーディブルーという品種は、淡いブルーに中心に赤紫の目が入る魅力的な花色です。花色は開花後、次第に下の写真のように色が薄くなっていきます。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 花が一通り終わったら、切り戻しをして株が蒸れるのを防ぎます。 ※ 夏場は半日陰の涼しいところで育てます。 植え付け 庭植えもできますが、草丈が低いので鉢やプランターで育てるのにも向いています。また、高温多湿を嫌いますので温暖地では庭植えにすると夏越しが厳しくなります。 園芸店やホームセンターなどには出てきませんので、種苗会社のカタログなどで購入します。植えつけは春、秋どちらでも可能です。 庭に植えるときは、幅30cm、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度のバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜25pほどの株間を取って植え込みます。プランターに植える場合は、径が30pほどの浅型で丸形のものが適しています。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよい場所に植えつけます。温暖地の場合は、午後は日陰になるようなところが最適です。 鉢やプランターに植えた場合は、秋から春は日当たりのよいところで育てますが、夏場は半日陰に置きます。真夏は明るい日陰でもかまいません。 植え替え 庭に植えた場合は、3〜4年位すると株が込みあってきますので、株分けを兼ねて植え替えます。 小さな鉢やプランターに植えた場合は毎年、やや大きめのプランターに植えたときは2年に1回を目安に植え替えをします。 日常の管理 茎が15cmほどに伸びたときに摘芯をすると、まとまった草姿になります。 花が一通り終わったら、切り戻しをして株が蒸れるのを防ぎます。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、乾燥させすぎないようにします。 肥料 庭に植える場合は、春先の芽が出るころに緩効性の肥料を与えます。 鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性肥料を与え、後は、4〜6月と9〜10月に液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 ウドンコ病が発生しやすいので注意します。手遅れになると回復不能に陥ります。 |
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