フリチラリア・インペリアリス |
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【フリチラリア・インペリアリスについて】 |
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フリチラリアは、北半球に100種ほど分布するユリ科バイモ属の秋植え球根ですが、その中で、花が一段と豪華に咲くインペリアリスはフリチラリアの中でも特に人気があります。ただし、温暖地の場合は、やや育てにくいと言えます。 フリチラリア属の中では、バイモユリやメレアグリスなどもよく栽培されています。 なおフリチラリアの球根には強い匂いがあり、モグラを寄せ付けないと言われていますので、モグラに困っている人にはお勧めかもしれません。 【栽培メモ】 インペリアリスは、温暖地の気候にはあまり適してなく、1年でダメになることが再三です。最近、比較的育てやすい中型の品種が出てきていますが、こちらの方も夏越しはよくありませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【フリチラリア・インペリアリスの概要】 |
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草丈 60cm〜1mほどになります。 花 長く伸びた花茎の先に4〜5pほどの花が6〜10輪ほど下向きに咲きます。 耐寒性・耐暑性
寒さには強いですが、高温多湿は苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:温暖地の場合はやや難しい ※ 翌年も育てようとする場合: 〃 かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Fritillaria・・・・・ fritillus(サイコロを入れる筒)に由来します。 imperialis・・・・・「皇帝の」 |
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【主な種類と品種】 |
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これまでよりも日本の気候に適していて、丈夫で育てやすいとされる中型のシンフォニーシリーズ(写真:下)が最近販売されるようになりました。‘ビバルディ’、‘サティー’、‘ショパン’という作曲家の名前の付いた品種が出ています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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植え付け 花壇に植えても鉢植えでも楽しめますが、関東以西の温暖地の場合は、ただでさえ栽培がやや難しいので、鉢植えの方が幾分でも管理しやすいと思われます。植えつけの適期は10月ごろが適期ですが、球根を入手したときは早めに植え付けます。 花壇に植える場合は、苦土石灰を撒いて酸性を中和しておきます。植え付けの際は、深さ30〜40cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの場合は、深鉢を使います。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使うことが肝要です。市販の培養土を使うなら草花用の培養土よりは、山野草用の培養土が適しています。また、自分で調整するなら、鹿沼土、軽石、腐葉土を5:3:2程度に混ぜた用土に苦土石灰を少し入れておきます。 植え付けの深さ 植えつけの深さは、庭植えの場合は15〜20cm、鉢植えの場合は8〜12cmほどにします。 株間 庭植えは、20cmほどにします。また、鉢植えは7〜8号鉢に1球が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植えるときは、半日陰程度のところに植えつけます。 鉢植えの場合は、秋から春までは日当たりのよいところに置きますが、花後は日陰の涼しいところに置きます。 植え替え フリチラリア・インペリアリスは、高温多湿に弱いため植えっぱなしにしておくと球根が腐ってしまいますので、花壇に植えた場合は、毎年掘り上げて秋に植え替えます。 鉢植えも毎年植え替えた方が結果がよいようです。 いずれの場合も、関東以西の温暖地では、翌年も花を咲かせるような球根に育てるのは容易ではありません。 日常の管理 開花後は、茎を残して、花首の部分から取り除きます。 休眠期の管理 葉が黄ばみはじめたら早めに掘り上げます。遅くなると球根が腐ってしまう危険性が高くなります。掘り上げたら水洗いして、乾いたピートモスあるいはバーミキュライトに埋めて、雨の当たらない涼しい日陰で秋まで保存します。 鉢植えにした場合は、掘り上げてもかまいませんし、鉢に植えたまま雨の当たらない日陰の涼しい場所で保管してもかまいません。 肥料 庭植えの場合は、元肥として緩効性肥料を混ぜ込みます。その上に肥料分のない土を入れ、更にその上に球根を植え付けます。 鉢植えの場合は、用土に肥料分を入れず、表土の上に緩効性の化成肥料を入れ軽く土と混ぜておくようにします。発芽後は月に2回程度、規定の濃度の液肥を与えます。 病気・害虫 アブラムシがつくことがありますが、その他は特にはないようです。 |
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