プリムラ・マラコイデス

プリムラ・マラコイデスの花
写真 プリムラ・マラコイデス
撮影時期 2021.2.5
栽培状況 苗購入後、プランターで栽培

科名

サクラソウ科

属名

サクラソウ属

学名

Primula malacoides

園芸分類

一年草

別名

オトメザクラ

原産地

中国雲南省

主な用途

鉢植え

花期

12月〜3月

【プリムラ・マラコイデスについて】

プリムラ・マラコイデスは、中国の雲南省原産のサクラソウ科サクラソウ属の一年草です。本来は多年草ですが、耐暑性が弱く夏には枯れてしまいます。

ヨーロッパで品種改良されましたが、プリムラの中で、花の賑やかさではこのマラコイデスのように思います。小さい花をたくさん付けて、長く咲いてくれますので、冬の部屋に1鉢は置きたい花です。

タネから育てるのは容易ではありませんが、10月頃には園芸店やホームセンターにポット苗が出てきますので、これを買って育てるのが一般的です。また、12月頃には開花株も出回りはじめます。

【栽培メモ】

比較的寒さに強く、軒下に置いてありましたが花が傷むこともなく、長い間咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【プリムラ・マラコイデスの概要】

草丈

30pくらいが一般的ですが、これより矮性のものも見かけます。

葉の中から花茎を伸ばし、小さな花をびっしり付けてたいへん華やかです。

花色は、白、桃、赤、赤紫などです。

プリムラ・マラコイデスの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

耐寒性は比較的強く、温暖地では軒下でもそれほど寒さで傷むことはありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:(温暖地では)かなり難しい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Primula・・・・・ primus(最初の)の縮小形

malacoides・・・・・「マロウに似た」 ※ 葉の柔らかさに由来します。

【主な種類と品種】

「サカタのタネ」などからタネが販売されている品種です。

ロリポップミックス

草丈30cmほどのボリュームのある株で、育てやすい品種の花色混合です。

プリマミックス

草丈20cmほどのコンパクトな株に、色鮮やかな花が咲く品種の花色混合です。

ビューティミックス

ホワイト〜ローズの美しい花色の混合です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿は避け、鉢土の表面が乾いたら株元に水やりします。

植え付け

タネから育てることもできますが、少し手間がかかります。通常は10月頃からポリポットに植えられた小苗が出回りますので、これを買ってきて大きめの鉢やプランターに植え付けます。

また、12月になると開花株が園芸店などに出てきます。鉢が小さい場合が多いですが、そのままでは根詰まりをしますので、根鉢を崩さないようにして5〜6号鉢に植え替えます。

プリムラ・マラコイデスの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものを使います。

温暖地では、初夏になるころには花も終わりますし夏越しも難しいので、それほど用土に神経質になる必要はありません。

置き場所

プリムラ・ポリアンサと同様、日当たりを好みます。日当たりの悪い場所に置くと、よい花は望めません。

株間

5〜6号鉢に1株、60cmの標準のプランターで3株程度が目安です。

日常の管理

水切れさせないようにしますが、過湿は避け、鉢土の表面が乾いたら株元に水やりします。

プリムラ・マラコイデスの花

冬の管理

プリムラ・マラコイデスは、耐寒性が比較的強く、関東以西の温暖地では、特に寒い日でなければ霜の当たらない軒下に置いても大丈夫です。ただし、寒さが厳しいときは室内に入れるようにします。

また、購入した開花株は、寒さに順応していないので温暖地でも室内に置いて育てます。いきなり軒下に置くと寒さで傷んでしまいます。

それ以外の地域は、もっぱら室内で育てますが、暖かい日中はよく日に当てるようにします。

肥料

植えつけ時に緩効性の肥料を鉢土に混ぜて植えつけます。

花期が長いので、その後は週に1回ほど液肥を与えか、緩効性の固形肥料を1ヶ月に1回ほど置肥します。

病気・害虫

アブラムシなどに注意します。見つけたら殺虫剤をかけて早めに駆除します。

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