ブラシノキ |
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【ブラシノキについて】 |
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ブラシノキは、オーストラリア原産のフトモモ科ブラシノキ属の常緑中木です。別名をカリステモンあるいはキンポウジュとも言いますが、花の形がいかにもブラシに似ているからで、英名でもボトルブッシュ(Bottle Brush)と呼ばれています。ただし、ブラシノキ属の花木を総称してブラシノキと呼んだりカリステモンとしている場合もあります。 ブラシノキは、狭義には、スペキオサス(C. speciosus)のことですが、ここでは、ブラシノキ属の花木全体を取り上げています。 オーストラリアの花は、気候風土の違いなのか、日本的な花のイメージとはかけ離れたものが多いですが、この花もそのひとつです。花が一斉に咲くと大変美しく見映えがしますが、美しい花に対してブラシノキは、どんなものかとも思いますが、これ以外にはないようにも思います。 なお、ブラシノキ属には、和名をマキバブラシノキというリギダス(C. rigidus)などがあります。 【栽培メモ】 一般にオーストラリアの花木の中には耐寒性が弱く、露地植えでは越冬できないものがありますが、ブラシノキは耐寒性があり、庭植えで、問題なく冬を越しています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ブラシノキの概要】 |
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樹高 2〜3メートル程度になります。横にもかなり広がります。 花 写真のとおり、美しい雄しべが長く突き出てブラシ状になります。花の長さはだいたい20p程度です。 一般には赤色の品種が植えられていますが、ピンクや白花の咲く品種もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的強く、温暖地では露地で越冬します。関東南部以南の温暖地が適地と言えます。耐暑性は問題ありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Callistemon・・・・・ギリシャ語の calli(美しい)+ stemon(雄しべ)が語源です。 rigidus・・・・・「硬直な」、「強直な」 citrinus・・・・・「レモン色の」、「レモンイエローの」 speciosus・・・・・「美しい」、「きれいな」 salignus・・・・・「ヤナギ属のような」 viminalis・・・・・「長柔枝のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 樹勢が強くことから、木が大きくなりすぎてしまうことがあります。こうした場合は、花後に強剪定を行います。 植え付け 植え付けの時期は、3〜5月が適期です。温暖地では9〜10月でもかまいません。園芸店やホームセンターでも見かけることがありますが、通信販売のカタログには、ほとんど載っています。 樹勢が強く、木がかなり大きくなりますので、ある程度のスペースがないと後々困ることになります。そういうわけで、鉢植えには向いていません。 苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え場所 移植を嫌いますので、木が大きくなったときのことを考えて場所を選びます。 日当たりがよく、また、寒さが気になるところは北風の当たらない場所を選びます。日当たりが悪いと花付きがよくありません。 剪定 春から伸びてきた新しい枝に花芽が付きますので、春先の枝が伸び始める前に、伸びすぎた枝など樹形を乱している枝を剪定します。 樹勢が強いことから、木が大きくなりすぎてしまうことがあります。こうした場合は、花後に強剪定を行います。 冬の管理 温暖地でも、幼木は寒さにやや弱いので、寒さの特に厳しい時期は防寒をした方が無難です。 肥料 多肥にすると花付きが悪くなるので、肥料は控えめにします。 幼木のときは2月ごろ寒肥として有機質肥料を木の周囲に施しますが、成木になってきたら、特に必要ありません。 病気・害虫 特にありません。 |
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