プチロータス |
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【プチロータスについて】 |
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プチロータスは、2008年頃になって広く出回るようになったオーストラリア原産のヒユ科プティロツス属の多年草です。耐寒性が弱いことから鉢での栽培になりますが、寒くなってきたら室内に取り込むと冬を越して咲き続けます。なお、耐寒性が弱いので春まき一年草として扱われることもあります。 ピンクのボトルブラシのような花形もおもしろいですが、花期が大変に長いので長く楽しめる点も特徴のひとつです。寒くなる頃まで咲いていますが、冬を越すと春からまた咲いてくれます。 【栽培メモ】 タネから育てましたが、育苗は比較的簡単で特に難しいところはありませんでした。その後、プランターに植えた後、雨が続いて過湿になったため、生育が今一つでした。 次の年は、タネまき後、水はけのよい用土に植えて、長雨を避けやや乾燥気味に育てたところ成育は良好で、年を越えて長い間咲いていました。 |
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【プチロータスの概要】 |
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草丈 現地では1メートルほどになるようですが、‘ジョーイ’という品種をタネから育てた場合、30〜40pほどになります。 花 7〜10センチほどのピンクの花穂が特徴です。 花期が大変長く、年を越してもよく咲いていました。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は弱いですが、室内に取り込めば冬越しができます。耐暑性はあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Ptilotus exaltatus 学名の説明 Ptilotus・・・・・ギリシャ語の ptilon (羽)が語源です。 exaltatus・・・・・「非常に高い」 |
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【主な種類と品種】 |
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プチロータス‘ジョーイ’('Joey')という名前で売られています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。 タネまき プチロータスは、苗を購入して育てることが多いかもしれませんが、種苗会社のカタログなどでタネが販売されていましたので、春にタネを播いて育てることもできます。 発芽適温が25度と高いので、十分に暖かくなった4月下旬〜5月が適期です。箱まきにして、タネが隠れる程度に覆土します。 発芽後、本葉が3〜4枚になったら3号のポットに植え替え、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。 植え付け プチロータスは耐寒性が弱く、また、多湿を嫌いますので庭植えには適していません。鉢やプランターで育てることをお勧めします。 タネから育てた場合は、ポットの底に根が回ったら鉢やプランターに定植します。 園芸店やホームセンターなどで苗が売られていますが、ポット苗の場合が多いですので、その場合は、できるだけ早く5号鉢、あるいはプランターなどに植えつけます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土が適しています。市販の草花培養土にパーライトもしくは軽石を2割ほど加えた用土などを使います。 私は、赤玉土、鹿沼土、軽石砂、バーク堆肥を3:2:2:3程度に混ぜた用土を使っていましたが、特に問題なく育ちました。 株間 あまり大きくなりませんので、20pほどでかまいません。60cmの標準のプランターの場合は、3〜4株が目安です。 置き場所 日当たりのよいところに置いて育てます。 長雨が続きそうなときは、雨の当たらないところに移します。 日常の管理 過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。鉢土の表面が乾いてから水やりをします。 次々と花が咲くので、花が終わったら、早めに摘み取って株の負担を減らすようにします。 冬の管理 プチロータスは遅くまで花をつけていますので、寒くなってきたら暖かいところに置き、水やりは少な目にします。 肥料 植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、生育期間中、1ヶ月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥するか、もしくは月に2回程度液肥を与えます。 病気・害虫 特にないようです。 |
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