プレクトランサス |
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【プレクトランサスについて】 |
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プレクトランサスは、南アフリカ原産のシソ科ヤマハッカ属の多年草で、鉢花として流通しているのは、種間交雑種です。観葉植物としても栽培されますが、鉢花としても園芸店やホームセンターなどでよく見かけるようになりました。 園芸店やホームセンターなどでは早くから販売されていますが、短日植物で、日が短くならないと花芽が付きませんので、通常の栽培では開花はずっと遅くなります。 なお、プレクトランサスという名前は、以前の属名からですが、今は、ヤマハッカ属(Isodon)に変更になっています。この属には、ヤマハッカ(I. inflexus)やアキチョウジ(I. longitubus)などが日本に自生しています。 【栽培メモ】 寒さにさえ気をつければ育てやすい多年草と言えます。寒さに弱いとはいえ、室内に置いてあったところ葉を落とさずに冬を越しました。 |
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【プレクトランサスの概要】 |
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草丈 ほふく性の種類と立ち性の種類がありますが、園芸店やホームセンターでは30〜40pほどの立ち性の品種がよく出ています。 花 長さ10〜12pほどの花茎が伸びて、写真のように少し変わった形の花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はありませんが、冬は室内で管理すれば大丈夫です。 葉を落とさずに管理するには10度以上が必要とされていますが、5〜6度でも大丈夫でした。もっとも品種によるのかもしれません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Isodon hybrida(= Plectranthus hybrida) 学名の説明 Plectranthus・・・・・ギリシャ語の plectron(距)+ anthos(花)が語源です。 Isodon・・・・・ギリシャ語の iso(同じ)+ dons(歯)が語源です。 hybrida・・・・・「雑種の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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ここでは、立ち性の品種について記載します。 栽培のポイント ※ 耐寒性が弱いので、鉢植えにします。 ※ 6月中旬頃から夏の間は直射日光を避けて明るい日陰に置きます。 植え付け 園芸店やホームセンターなどで開花株が売られていますので、これを買って育てることになります。耐寒性が弱いので、通常は鉢での栽培になります。 開花株は、そのまま育てて、春になってから植え替えます。鉢が小さいときは、根鉢を崩さないようにして大き目の鉢に植え替えます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものにパーライト(又は軽石砂)を1〜2割加えた用土などが一例です。 植え替え 通常の植え替えは、5月頃に根鉢を少し崩して、一回り大きい鉢に植え替えます。 園芸店やホームセンターなどで買った株は、ひとつの鉢に3株ほど植えられているものがありますので、株分けをして植え替えます。 置き場所 春先から6月上旬までの間と日射しが弱まる秋は、半日陰に置きます。6月中旬頃から夏の間は直射日光を避けて明るい日陰に置きます。 室内の場合はレースのカーテン越しに日が当たる所に置きます。 日常の管理 比較的乾燥に強いので、過湿を避けやや乾燥気味に管理します。 冬の管理 耐寒性がないので、冬は室内の日当たりのよいところで管理します。水やりは控えめにします。 肥料 植えつけ時に緩効性肥料を与え、後は、生育期間中に月に2回程度液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を定期的に置肥をします。 病気・害虫 カイガラムシやハダニなどが付くことがあります。 |
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