フウリンソウ(風鈴草) Campanula medium

フウリンソウの花
写真 'メイミックス'
撮影時期 2006.5.20
栽培状況 秋まき後、庭植え
科名・属名

キキョウ科
ホタルブクロ属

園芸分類

二年草
(秋まき一年草)

別名

カンパヌラ・メディウム

原産地

南ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【フウリンソウについて】

フウリンソウはカンパヌラの仲間で、学名からカンパヌラ・メディウムとも呼ばれます。カンパヌラの中では、株も花も大きく、たいへん見栄えがするので昔から栽培されてきました。

ただし、フウリンソウは、一定の大きさに育った株が低温に合わないと花芽ができませんが、通常の秋まき栽培では、花芽ができるほどの株に育てるのが難しので、以前は春まきの二年草として扱われてきました。もっとも、マルチをするなどして株を大きくすることはできますが、それでは花芽ができないというジレンマがありました。

それでも、夏越しができれば問題ないですが、フウリンソウは耐暑性が弱いので、暖地の場合、春にまくと夏越しが難しく、暖地では、育てにくい草花のひとつでした。

しかし、花芽をつけるのに低温を必要としない品種が出てきていますので、秋まきで翌年の春に開花させることができるようになりました。

栽培したところでは、「サカタのタネ」の‘メイミックス'を秋まきで冬の厳冬期のみトンネルして育てたところ写真のようにほとんど開花し、期待どおりの花が咲きました。とにもかくにも、暖地でフウリンソウを育てるには花芽をつけるのに低温を要しない品種を選ぶことが大切ではないでしょうか。

【花の特徴と性質】

フウリンソウの花

草丈

60〜100pになります。

花色は、白、ピンク、青紫などで大型の鐘型の花を咲かせます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性はありますが、耐暑性は弱く、暖地では夏越しが難しいと言えます。

学名の説明

Campanula・・・・・ campana(鐘)が語源です。

medium・・・・・「中間の」

【主な種類と品種】

チャンピオンシリーズ

 草丈50〜60pほどです。花芽をつけるのに低温を必要としない新しい品種で、花色は濃紫、空色、ピンク、白などがあります。

メイシリーズ

草丈50〜60pほどです。こちらも低温にあう期間が短くても花芽がつくように改良された品種で、花色は濃紫、空色、ピンク、白などがあります。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

暖地の場合は夏越しが難しいので秋にタネをまきますが、開花に低温を要しない品種を選ぶようにします。寒地の場合は、5〜6月にタネをまくことができます。

フウリンソウの花

発芽適温は15〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬にタネをまきます。育苗箱やピートバンなどにまいて、覆土はごく薄くします。

発芽後、本葉3〜4枚のころにポリポットに植え替えて、半日陰の涼しいところで苗を育てます。

植え付け

タネをまいて育てた株は、苗からポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。

酸性土壌を嫌うので、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lと化成肥料を50gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

暖地の場合、秋に園芸店で苗が出ていますので、これを買って植え付ければ容易に花を楽しめます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

25〜30pほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

草丈が高くなり、開花時に倒れやすくなりますので支柱が必要です。

冬の管理

タネから育てる場合、初期の生育がゆっくりしていますので、まき時が遅くなると、秋まきの場合は春までに充実した株に育てることが難しいと言えます。

フウリンソウの花

こうした場合、よい花は見込めませんので、冬場は、農ポリでトンネルするなどして、生育を助けます。

ただし、冬の低温にあわないと開花しない品種は、こうした対応では花が咲かない恐れがありますので注意します。

肥料

植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、あまり多肥にする必要はありません。

鉢やプランターで育てる場合は、植え付け時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えます。

病気・害虫

苗のときに大事な葉が食害をつけることがあります。

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