ブラキカム

ブラキカムの花
写真 イベリディフォリア ‘ブルースプレンダー’
撮影時期 2011.4.17
栽培状況 秋まき後、鉢植え

科名・属名

キク科
ヒメコスモス属

園芸分類

秋まき一年草、宿根草

別名

ヒメコスモス

原産地

オーストラリア、ニュージーランド

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ブラキカムについて】

ブラキカムは、オーストラリア、ニュージーランド原産のキク科ヒメコスモス属(ブラキカム属)の草花で、大きくは一年草タイプと宿根草タイプに分かれます。ただし、耐暑性はあまり強くなく、関東以西の温暖地では、宿根草タイプも夏に枯れることが多くなります。

なお、ユリオプス・アブロタニフォリウスが黄花ヒメコスモスの名前で販売されていることがありますが、これは別属でブラキカムの仲間ではありません。

写真のように一年草のイベリディフォリアは、可憐なところが特徴です。ブルー系の花が魅力的ですが、ピンクの花も美しいものです。また、宿根草タイプも、それほど場所もとりませんし、鉢やプランターでも楽しめます。

【栽培メモ】

耐寒性、耐暑性とも強くありませんが、秋にプランターに定植し、冬は無加温のビニールハウスで育てたところ、春になってよく咲いてくれました。また、秋に花壇に植えて、不織布でトンネルをして育てた株もよく咲いてくれました。

宿根草タイプを比較すると、ディベルシフォリアは、アングスティフォリアよりも耐暑性が弱いと言えます。苗を購入して育てるとよく咲いてくれましたが、残念ながら夏を越すことができませんでした。

【ブラキカムの概要】

ブラキカムの花

草丈

20〜40p程度で、矮性の品種は鉢やプランターに植えるのにも適しています。

ヒメコスモスという和名のとおり、コスモスを小さくしたような花が咲きます。

花径は1〜3p程度です。花色は、白、ピンク、藤色、青、青紫などですがブルー系の品種が多く販売されています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

本来宿根草ですが、高温多湿に弱く、温暖地では夏を越すことが難しいと言えます。

ただし、品種によるかもしれませんが、夏涼しいところで管理したものは夏越しをしましたので、全くダメというわけではありません。

耐寒性もそれほど強くないので、冬は、霜の当たらない軒下などで育てます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Brachyscome spp.

学名の説明

Brachyscome・・・・・ギリシャ語の brachy(短い)+ kome(毛)が語源です。
※ 冠毛の短い剛毛に由来します。

iberidifolia・・・・・「イベリスのような葉の」

diversifolia・・・・・「異なる形の葉を持つ」、「多様な形の葉を持つ

angustifolia・・・・・「細葉の」

【主な種類と品種】

ブラキカムは、いくつかの種類が出回っています。一年草と宿根草がありますが、ひとまとめにしてブラキカムとして流通しています。

イベリディフォリア
B. iberidifolia

一年草で草丈は20〜40cmほどです。葉細裂して、優しい雰囲気の草花です。本来、この種類をヒメコスモスと言いますが、他のブラキカムもヒメコスモスと呼ばれます。(写真:上2枚と最下段)

ディベルシフォリア
B. diversifolia

園芸店などでは、オトメギクという名前で売られていることがあります。葉が幅広く、よく見かけるブラキカムとは違った印象を受けることと、ピンクの花色からそう呼ばれているものと思われます。

アングスティフォリア
B. angustifolia

宿根草タイプのブラキカムですが、温暖地では夏越しが難しいと言えます。マット状の株になります。(写真:下から2枚目)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢やプランターに植えた場合は、鉢土の表面が乾いてきてから水やりをします。

※ 花が終わったら蒸れないよう切り戻しをしておきます。

タネまき

一年草タイプは、9月中旬〜10月中旬に育苗箱にまき、2mm程度覆土します。寒地では春まきとします。

発芽後、本葉が3〜4枚のころに、ポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

タネから育てた苗は、秋に花壇に定植すると冬の寒さで傷みますので、冬はフレームで育て、春になって定植します。関東以西の温暖地であれば、トンネルをするなどして霜除けをすれば植え付けも可能です

腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

ブラキカムの花

宿根草タイプは、夏の暑さ対策を考えると、鉢やプランターで育てた方が夏を越しやすくなります。

植えつけの際、摘芯して側枝が多く出るようにすると花付きがよくなります。

宿根草タイプは、春に園芸店やホームセンターなどに苗が出ていることが多いので、これを買って植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20p程度が適当です。標準のプランターなら3〜4株を目安に植え付けます。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、夏場を除き、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢やプランターに植えた場合は、鉢土の表面が乾いてきてから水やりをします。また、乾燥させすぎると株がひどく傷みますので注意します。

次々と花を咲かせるので、花がら摘みをこまめに与えます。

夏の管理

ブラキカムは、夏の高温多湿が苦手ですので、花が終わったら蒸れないよう切り戻しをしておきます。

暑くなってきたら、鉢やプランターは半日陰の涼しいところに移します。

ブラキカムの花

冬の管理

鉢やプランターに植えた株は、霜の当たらない軒下等に置きます。

秋に播いて、ポリポットに植え替えた苗は、春に花壇に定植するのであれば、霜に当てないようフレームの中で育てます。

肥料

花壇に植える場合は、植えつけ時に、緩効性の化成肥料を1u当たりに一握りほど与えます。多肥にする必要はありません。

鉢やプランターに植える場合は、元肥に加え、花期が長いので、月に2〜3回程度液肥を与えます。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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