フクロナデシコ |
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【フクロナデシコについて】 |
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フクロナデシコは、ナデシコ科マンテマ属の秋まき一年草です。写真のように花が終わった後に、ガクが袋状にふくらむところからその名前が付いたものです。学名のシレネ・ペンデュラと呼ばれることもあります。 標準和名はサクラマンテマですが、ピンクの花が賑やかに咲きますので、満開のときは思わず引きつけられます。ピンクの花色のほかに濃いピンクや淡い花色の品種もあります。種小名は、花後に、萼が膨らみ下垂することに由来していると思われます。 なお、シレネ・アルメリアは、コマチソウとして別に載せています。 【栽培メモ】 タネを播いて育てましたが、発芽後の生育がよく育苗は簡単でした。花壇にまとめて植えたところ、とてもよく咲いてくれました。 |
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【フクロナデシコの概要】 |
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草丈 原種は30〜40pほどですが、園芸品種は15〜20p程度と草丈が低いのでプランターに植えるのにも適しています。 花 ピンクの花をよく見かけますが、濃い花色(写真:中)や薄いピンク(写真:下)の品種があります。 花径は2p程度で、満開のときは大変きれいです。 耐寒性・耐暑性
寒さにも強く、温暖地では霜よけなしで冬を越します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Silene pendula 学名の説明 Silene・・・・・・ギリシャ神話に登場するバッカスの養父シレノス(Silenos)にちなみます。 pendula・・・・・「ぶら下がった」 |
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【主な種類と品種】 |
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以前に、ピンククラウド('Pink Cloud')という品種が「サカタのタネ」から販売されていました。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 寒さが来る前に植え付け、しっかりした株に育てることが大切です。 タネまき タネから育てるときは、9月中旬〜10月上旬にタネを播きます。育苗箱にバラまきし、覆土はタネが隠れる2o程度にします。 発芽後、本葉3〜4枚のときに、ポリポットに植え替えます。 植え付け 植え付け前に、苦土石灰を1uあたり50〜100gほど撒いて、深さ30cmほど庭土を耕しておきます。 ポットの底に根が回ったら花壇やプランターに定植します。花壇に植えるときは、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を入れて、庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。 寒さが来る前にしっかりした株にすることが大切ですので、植え付けが遅れないようにします。 鉢やプランターで楽しむなら、春に花が咲き始めた苗が出回りますので、これを購入すれば手軽に楽しめます。 秋にも苗が売られていますので、気をつけていれば、手に入れることができます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 15〜20cm間隔で植えます。標準の60pのプランターの場合は、3〜4株ほどが目安です。 植え場所・置き場所 日当たり、水はけのよい場所に植えます。 鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 花ガラは早めに取り除いておきます。 冬の管理 耐寒性があり、戸外で冬を越します。ただし、特に寒さが厳しいときは、不織布などをかけておくと安心です。 鉢やプランターは軒下などに移し、水やりは控えめにします。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり50gほど入れて植え付けます。 追肥は、ほとんど必要ありません。多肥を避け、過保護にしない方が花付きがよくなります。 鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、暖かくなってから液肥を2週間に1回程度施します。 用土を調製したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。 病気・害虫 アブラムシがつくことがありますので、見つけたら早めに駆除しておきます。 |
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