ヒポカリマ

ヒポカリマの花
写真 ヒポカリマ・アングスティフォリウム
撮影時期 2024.5.4
栽培状況 鉢植え(開花は今後)

科名

フトモモ科

属名

ヒポカリマ属

学名

Hypocalymma

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

オーストラリア

主な用途

鉢植え

花期

3〜4月

【ヒポカリマについて】

ヒポカリマは、オーストラリア南西部原産のフトモモ科ヒポカリマ属の常緑低木です。この属には30種ほどが知られていますが、一般に流通しているのはアングスティフォリウム(Hypocalymma angustifolium)です。

アングスティフォリウムは、種小名のように線のようなとても細長い葉を持っていて、ごく小さな花が咲きます。なんとなくひ弱な印象の花木ですが、オーストラリア原産の花木の中では比較的育てやすいと言えます。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていますが、高知の夏を特に問題なく乗り越えましたし、土間に入れておいたら楽に冬を越しました。ですので、栽培はそれほど難しくはないようです。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヒポカリマの概要】

樹高

1mほどにはなるようです。

細長い枝にごく小さな花がたくさん咲きます。花色は、白とピンクがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 比較的強い

耐暑性は比較的ありますが、霜に当たると傷みます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Hypocalymma・・・・・ギリシア語の hypo (下) + calymma (ベール) が語源です。

angustifolium・・・・・ギリシャ語の angustus (狭い) + folius (葉) が語源です。

【主な種類と品種】

ヒポカリマ属の中には、アングスティフォリウムの他に黄花のキサントペタラム(H. xanthopetalum)やピンクの花が咲くロブスタム(H. robustum)もありますが、あまり流通していません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 乾燥させすぎないようにします。

植え付け

耐寒性がやや弱いので、通常は鉢植えでの栽培になります。購入した木の鉢が小さく根詰まり気味のときは、一回り大きい鉢に植え替えます。

なお、関東以西の温暖地では庭植えも可能とされています。

鉢植えの用土

まだ、新しい花木ですのでそれほどデータがないようですが、とりあえず赤玉土とバーク堆肥を7対3程度に混ぜた用土に植え付けています。その後、特に問題なく夏を越しましたので、これでもよいのかなと思っています。勿論、バーク堆肥の代わりに腐葉土でも差し支えありません。

置き場所

日当たりのよいところで育てます。

植え替え

2年に1回程度でよいかと思われます。時期は4月頃が適期です。

日常の管理

鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり水やりします。

夏の管理

夏場は鉢土が乾燥しやすいので、半日陰に置いた方が安心です。乾燥させすぎるとダメージが大きく、水やりしても回復せずに枯れてしまうことがあります。

冬の管理

耐寒性がやや弱いので、冬が来る前に室内に取り込みます。水やりは控えめにしますが、冬場も乾燥させすぎないようにします。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥しますが、量は控えめにしています。

病気・害虫

特にはなさそうです。

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