ヒメツルソバ

ヒメツルソバの花
写真 ヒメツルソバ
撮影時期 2020.11.10
栽培状況 庭植え

科名

タデ科

属名

イヌタデ属

学名

Persicaria capitata

園芸分類

宿根草

別名

ポリゴナム

原産地

インド北部のヒマラヤ原産

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜12月

【ヒメツルソバについて】

ヒメツルソバは、インド北部のヒマラヤ原産タデ科イヌタデ属の宿根草で、花がソバの花に似ているのでこの名前がついたと思われます。特徴の一つは花期が非常に長く、3月にはもう花が咲き出しますが、夏場は休むものの秋になって再び咲き始め、12月頃まで咲いています。

とても丈夫で、少々の悪条件は全く問題にしませんので野生化するほどですが、ピンク色の花がたくさん咲きますので、捨てたものではありません。丈夫なところを生かして、グランドカバーなどに利用することができます。

【栽培メモ】

庭の隅に植えていましたが、どんどんと広がってしまい、増えすぎて困るほどになってしまいました。

少し強い霜が降りたときは地上部が枯れ込んでしまいましたが、春になると株の周囲から芽を出してきました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヒメツルソバの概要】

草丈

ほふく性で成長力が強くどんどん横に広がります。草丈は10〜15pほどです。葉に斑が入り、秋には赤く紅葉します。

花径1pほどの小さなピンクの花がたくさん咲きます。金平糖のような形をしたかわいい花です。

ヒメツルソバの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

インド北部のヒマラヤ原産ですが耐暑性が強く、温暖地でもよく育ちます。耐寒性も比較的ありますが、霜に当たると地上部は枯れます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Persicaria・・・・・persica(桃)に由来します。
※ 葉が桃に似ていることから

capitata・・・・・「頭状の」、「頭状花の」
※ 花の形に由来します。

【主な種類と品種】

斑入りの品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 伸びすぎた場合は、適宜、刈り込んでおきます。

植え付け

園芸店やホームセンターなどにはあまり出てきませんので、株分けした苗を分けてもらったりして植えつけます。4〜5月ごろが適期ですが、丈夫なので9月ごろでも大丈夫です。

庭植えのほか、底が浅く径の大きな丸形プランターなどで育てます。

庭植えにする場合は、ある程度スペースを取っておかないと広がりすぎて困ることになります。

ヒメツルソバの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢に植える場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。日当たりが悪いと花が咲きにくくなります。

植え替え

プランターに植えた場合は、株分けを兼ねて毎年植え替えます。

日常の管理

丈夫な宿根草ですので、手間はかかりませんが、伸びすぎた場合は、適宜、刈り込んでおきます。

冬の管理

軽い霜程度なら地上部が枯れても春になると芽が出てきますが、強い霜が当たるとすっかり枯れ込んでしまうことがあります。ですので、特にに寒いときは不織布などでマルチをした方が安全です。

プランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに移します。

ふやし方

伸びた茎から簡単に発根しますので、株分けで簡単に増やすことができます。また、こぼれダネからもよく増えます。

肥料

庭植えの場合は無肥料で育ちます。プランターの場合も無肥料でもかまいませんが、必要なら月1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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