ピンクッション

ピンクッションの花
写真 ピンクッション
撮影時期 2009.4.25
栽培状況 開花株購入

科名

ヤマモガシ科

属名

レウコスペルマム属

学名

Leucospermum cordifolium

園芸分類

常緑低木

別名

リューコスペルマム

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

3〜5月

【ピンクッションについて】

ピンクッションは、南アフリカ原産のヤマモガシ科レウコスペルマム属の常緑低木です。耐寒性がなく、また、特に梅雨から夏の高温多湿を嫌うため、日本の気候に適しているとは言えません。

ピンクッションの花は日持ちがすることから切り花として利用されます。名前の由来は、針刺し(ピンクッション)のような花の形からきています。

【栽培メモ】

ずいぶん前に園芸店で初めて見かけて、ちよっと変わった花という印象を受けたことを記憶しています。

高温多湿に弱く、栽培はやや難しいという印象を受けました。写真の株も夏には枯れてしまいましたが、用土の水はけが悪くなり過湿になったことも一因ではなかったのかなと思っています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ピンクッションの概要】

樹高

鉢植えでは30〜50pほどのものがよく売られていますが、原産地では2〜3mになると言われています。

写真のように、独特の形をしており、一度見たら忘れられません。花色は、オレンジ、レッド、イエローの3種があります。

ピンクッションの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 比較的強い

生育適温は、10〜25度で、最低0度は必要とされています。耐暑性は比較的あるようですが高温多湿を嫌います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Leucospermum・・・・・ギリシャ語のleuco(白色の)+ spermum(種子)

cordifolium・・・・・cordis(ハート形の)+ folium(葉)

【主な種類と品種】

今のところ、品種名は確認できていません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿にすると根腐れを起こしやすいので注意します。

植え付け

春頃に、園芸店やホームセンターなどで開花株が売られていますので、これを買って育てます。多湿を嫌い、寒さにもやや弱く、庭植えには向いていませんので、鉢での栽培になります。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。また、酸性土壌を好みますので、鹿沼土、ピートモス、パーライトを5:3:2程度に混ぜた混ぜた用土などが一例です。

苦土石灰を混ぜたりしてはいけません。

ピンクッションの花

植え場所

日当たりのよい場所に置くと、花色が冴えますので、日当たりと風通しのよい場所に置きます。

また、過湿に弱いので、梅雨時や長雨が予想されるときは、雨のかからないところに移します。

植え替え

花後、根鉢を崩さないようにして、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際、根を傷めないよう注意します。

日常の管理

過湿にすると根腐れを起こしやすいので注意します。鉢の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

一方で、水切れにも弱いので、乾燥させすぎないように注意します。

夏の管理

高温多湿が苦手ですので、日陰〜半日陰で雨の当たらない涼しいところに置いて育てます。しかし、温暖地の場合、なかなかそうした場所がなく、夏に元気をなくし、そのまま回復しないこともあります。

冬の管理

耐寒性がそれほど強くないので、冬は、室内に取り込みます。

肥料

肥料はごく控えめにし、リン酸の少ない肥料を春と秋に少量与える程度にします。

病気・害虫

梅雨時から夏に根腐れを起こして枯れてしまうことがよくあります。

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