ヒメシャラ |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【ヒメシャラについて】 |
|||||||||||||||||||
ヒメシャラは、本州の関東以西、四国、九州が原産のツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です。ヒメとくれば、通常は基本種よりも小さめの種類に付けられますが、ヒメシャラは木が大きくなり10mを超えます。 ヒメシャラの名称は、ナツツバキをフタバガキ科サラノキ属の沙羅双樹(サラソウジュ)と間違え、そのナツツバキと比較して花も葉も小ぶりなことからヒメシャラの名前が付けられたと言われています。 あまり手間を掛けずに楕円形の整った樹形になることや、樹皮が赤褐色でなめらかなこと、そして紅葉も楽しめることなどから、シンボルツリーや数本をまとめて植えて利用されています。 【栽培メモ】 ほぼ1日中、日の当たるところに植えていますが、成長が早く、それほど年数をかけずに大きな木になりました。 |
|||||||||||||||||||
【ヒメシャラの概要】 |
|||||||||||||||||||
樹高 自然の状態では10mを超えますが、庭木として育てる場合は、3〜5mほどになります。 花 花は小さく、2cmほどの白い花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性・耐暑性があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Stewartia monadelpha 学名の説明 Stewartia・・・・・18世紀イギリス政治家 John Stuart への献名 monadelpha・・・・・「単体雄ずいの」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
類似種に、ヒコサンヒメシャラ、トウゴクヒメシャラ、イチブサヒメシャラなどがあります。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 高さをそろえて一律に切るような剪定は避けるようにします。 植え付け 落葉樹ですので12月、もしくは2月〜3月上旬頃が植え付けの適期です。木が大きくなりますので、鉢植えには向いていません。 苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植えた後は、下草などを植えて直接根元に強い日差しが当たらないようにしておきます。もっとも、十分に根が張った後では、さほど気にする必要はありません。 植え場所 日当たりのよいところに植え付けますが、乾燥を嫌いますので、できれば西日が遮れるところが適しています。 日当たりが悪いと、花付きが悪くなってしまいます。 剪定 1〜2月に剪定をします。自然な樹形を保つのが基本ですので、高さをそろえて一律に切るような剪定は避けるようにします。 伸びすぎた枝を切り詰めたり、逆枝、立ち枝、下がり枝、平行枝などを切り取って樹形を整えます。 不要な枝は、付け根から切るようにします。途中から切ると、切り口から新しい枝が出てきて雑然とした樹形になってしまいます。 肥料 植え付けて2年ほど経つと十分に根を張りますので、やせ地でない限り特に肥料を与えなくても問題はありません。与えるなら、1〜2月に油かすと緩効性の化成肥料を等量に混ぜたものを株元にばらまきします。 病気・害虫 チャドクガの被害を受けることがあります。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |