姫ヒイラギ

姫ヒイラギの花
写真 姫ヒイラギ ‘香姫'
撮影時期 2015.11.16
栽培状況 鉢植え

科名・属名

モクセイ科
モクセイ属

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

日本、台湾

用途

鉢植え、庭植え

花期

11月〜12月

【姫ヒイラギについて】

ヒイラギは、樹高が4〜6mほどになりますので鉢植えで栽培するには厳しいですが、この姫ヒイラギは、コンパクトな小葉品種で、鉢で育てるにはうってつけです。勿論、庭植えでもよく育ちます。

葉の長さは2pに満たない小葉で、小さいうちからよく咲きます。モチノキ科にヒメヒイラギという樹種がありますが、本種もヒメヒイラギとして流通していますので、ここでは姫ヒイラギとしています。

ヒイラギの花はよい香りを持っていますが、姫ヒイラギも小さな花がびっしりと咲いてよい香りが漂います。

【栽培メモ】

写真の株は、鉢植えで2年目で樹高が45cmほどになり、木が小さいながら花がよく咲いていました。その後、庭に降ろしましたが植えましたが、成長はゆっくりです。

【姫ヒイラギの概要】

樹高

1mになるでしょうか。それくらいになるにはしばらくかかりそうです。

花径が3oほどの白い小さな花で、とてもよい香りがします。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり、温暖地では庭植えにできます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Osmanthus heterophyllus

学名の説明

Osmanthus・・・・・・ギリシャ語の osme(香気)+ anthos(花)が語源です。

heterophyllus・・・・・「異形葉の」

【主な種類と品種】

ヒイラギはこちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 植え付け後しばらくは剪定はほんとど必要ありません。

植え付け

庭植えはもちろん、鉢で楽しむことができます。植えつけの適期は4月ごろですが、ポリポットや鉢に植えられている場合は、遅くならなければ秋に植えつけてもかまいません。土質は、腐食質に富んだ肥沃地が適しています。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土などに植え付けます。赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜた用土を使ったこともありますが、問題なく育っています。

姫ヒイラギの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。冬の北風が当たるところは、避けたほうが安全です。

鉢で育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、できれば夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

植え替え

鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し多めに古い土を落として植え替えます。

剪定

姫ヒイラギは枝がそれほど伸びませんので、剪定はあまり必要ではありません。花が終わった後の12月から新枝が伸びる前までに、伸びすぎた枝を切り詰める程度にします。

肥料

庭植えの場合は、2月と9月に油かすに骨粉を2割ほど混ぜたものを株の周りに施します。木が大きくなれば特に必要ありません。

鉢植えの場合は、3月と9月に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。

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