ヒメヒオウギ |
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【ヒメヒオウギについて】 |
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ヒメヒオウギ(姫檜扇)は、南アフリカ原産のアヤメ科フリージア属小型の球根で、6弁の愛らしい花を咲かせます。性質は強健で、タネがたくさんできますのでこぼれ種でも繁殖します。名前にヒオウギと付いていますがヒオウギはアヤメ属ですので別属になります。 なお、以前は、ラペイロージア属に分類されていましたが、今は、フリージア属になっています。また、アノマテカという呼び方も、以前の属名からきています。 蛇足ですが、ヒメヒオウギスイセンは、モントブレチア(クロコスミア)のことです。いずれにせよ、ヒメヒオウギは紛らわしい名前ですので、もっとすっきりした名前を付けてあげたいものです。 【栽培メモ】 丈夫で植えっぱなしで、よく花が咲いてくれます。フリージアの仲間ですがフリージアよりは耐寒性があります。 |
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【ヒメヒオウギの概要】 |
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草丈 20〜30p程度ですが、園芸店やホームセンターなどでは草丈の低い品種をよく見かけます。 花 花茎は3pほどで、無地の品種の他に、写真のように6枚の花びらのうち3枚だけにブロッチ(点)が入る品種が多く栽培されています。花色は、白、ピンク、朱赤色などがあります。 耐寒性・耐暑性
比較的耐寒性があり、温暖地では庭植えができます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Freesia laxa 学名の説明 Freesia・・・・・・ドイツの植物学者 Friedrich Heinrich Theodor Freese への献名 laxa・・・・・「まばらな」、「散開する」 |
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【主な種類と品種】 |
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朱赤色の品種をよく見かけます。また、‘ジョアン・エバンス’(‘Joan Evans’)という白地に中心部が赤い品種がありますが、写真の品種は白地にうっすらと赤みがありますので、こちらの方は交雑種かもしれません。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 植え替えをする場合は、9月下旬ごろに行います。 植え付け 球根を入手したら10月ごろに植えつけます。温暖地では、花壇に植えても、鉢やプランターでも栽培できます。温暖地以外は鉢植えで育てます。 春に開花株が園芸店やホームセンターなどに春に出回りますので、これを買って育てることもできます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 球根の上に3cmほど土が被る程度に植えつけます。 株間 地植えでは5p程度、鉢植えは5号鉢に5〜6球程度とします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 植え替え 植え替えをする場合は、9月下旬ごろに行います。 秋になると再び芽を出し、翌年の春に花が咲きます。 日常の管理 鉢やプランターの水やりは、あまり過湿にならないよう注意します。 冬の管理 耐寒性がありますので、温暖地では花壇に植えることができます。ただし、強い霜が予想される場合は簡単な霜除けをした方が安心です。 鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などで育てます。 休眠期の管理 初夏になると葉が枯れて休眠期に入りますので、鉢やプランターは雨の当たらないところに移して秋に植え付けるまで保管します。 もっとも、多少は雨がかかっても球根が腐ることはありません。 ふやし方 分球して増やすことができます。また、花が終わると種ができますので、これを取り播きすると、よく発芽し、早ければ翌年、遅くとも翌々年には花が咲きます。 肥料 花壇に植えた場合は、あまり肥料は必要ありません。鉢やプランターに植えた場合は、3〜4月に月に2回ほど液肥を与えます。 病気・害虫 アブラムシがつくことがあります。 |
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