ヒイラギソウ |
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【ヒイラギソウについて】 |
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ヒイラギソウは、本州の関東や中部地方の産地に分布するシソ科キランソウ属の山野草です。名前の由来は、葉の形がヒイラギの葉に似ていることに由来します。 現在、絶滅危惧種に指定されていますが、園芸目的の採取や山林伐採などが原因と言われています。種苗会社のカタログに載っていて入手が容易なことから、園芸目的の採取は是非とも止めてもらいたいものです。 なお、キランソウ属の園芸植物では、アジュガ(Ajuga reptans)がおなじみですが、ヒイラギソウは立性ですので雰囲気はずいぶんと異なります。 【栽培メモ】 やや小さめのプランターに植えて、夏は午前中に少し日が当たるところにおいて育てたところ、無事に夏を越して、次の年も花を見ることができました。 ところが、その後で、名札がプランターから落ちてしまったため、株が行方不明になってしまったのが惜しまれます。 |
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【ヒイラギソウの概要】 |
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草丈 30〜40cmほどになります。 花 青紫色の花色で、茎の上部の葉腋に3〜4個ずつ花をつけ、3〜5段の花穂になります。 耐寒性・耐暑性
夏の強光と乾燥を嫌いますが、耐暑性は比較的強いようです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Ajuga incisa 学名の説明 Ajuga・・・・・ギリシャ語の a(無)+ jugos(くびき)が語源です。 incisa・・・・・「鋭浅裂の」 ※ 葉の形状に由来します。 |
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【主な種類と品種】 |
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この属ではアジュガがおなじみですが、山野草としてはキランソウ(A. decumbens)をよく見かけます。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 摘芯をすると、側枝が伸びてまとまった株になります。 植え付け 春でも秋でも植え付けができます。 鉢植えの用土 赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)をほぼ等量にした用土を使っていましたが、問題なく育っていました。 植え場所・置き場所 自生地の環境が山地の木陰ですので、半日陰を好みます。ですので、庭植えの場合は、落葉樹の下などが適していて、西日が長く当たるようなところは避けるようにします。 鉢やプランターで育てる場合も半日陰に置きますが、夏場は明るい日陰に移します。 植え替え 庭に植えたときは、株が混み合ってきたら株分けを兼ねて植え替えます。 鉢やプランターで栽培している場合は、毎年、若しくは2年に1回は植え替えます。 日常の管理 湿潤な環境を好み乾燥を嫌いますので、鉢やプランターで育てる場合は水切れを起こさないよう注意します。 摘芯をすると、側枝が伸びてまとまった株になります。 冬の管理 冬は地上部が枯れますが、鉢やプランターで栽培している場合は乾燥させすぎないようにします。 ふやし方 挿し芽で増やすことができます。 肥料 春と秋に緩効性の固形肥料を与えます。 病気・害虫 特にはありませんでした。 |
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