バーゼリア

バーゼリアの花
写真 バーゼリア・ピッコロ
撮影時期 2023.4.18
栽培状況 鉢植え

科名

ブルニア科

属名

ベルゼリア属

学名

Berzelia lanuginosa

園芸分類

常緑低木

別名

ベルゼリア
ボタンブッシュ

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

4月〜5月

【バーゼリアについて】

バーゼリアは、南アフリカ原産のブルニア科ベルゼリア属の半耐寒性の常緑低木です。2013年ごろから園芸店やホームセンターなどで見かけるようになってきました。

主に流通しているのはラヌギノーサとピッコロですが、ピッコロというのは海外の園芸サイトには見られず、ラヌギノーサの流通名のようにも思われます。そうすると、下の写真は何かということになりますが、今のところ確認できていません。

バーゼリアは、針葉樹を思わせる枝葉が特徴で、枝の先端に緑色の球状の蕾がつき、その後に白い花が咲きます。

【栽培メモ】

寒さにやや弱いことから一度枯らしてしまいましたが、再度購入して寒くなってからは室内に入れて育てたところラヌギノーサとピッコロの両方とも冬を越してよく育ち、花も咲いてくれました。

ただし、夏が来る前に、またもや、枯れてしまいました。植え替えを怠っていたために根詰まりをしたのが原因かも知れません。

【育て方は下へ ↓ 】

【バーゼリアの概要】

樹高

50cm〜2mほどですが、剪定すれば1m以下にはなりそうです。

緑色の小さな球状の蕾が枝先にたくさん付きますが、 開花すると白い可愛らしいボンボンのような花になります。

バーゼリアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性があまり強くないので冬は、軒下に移します。暖地以外は室内に移したほうが安全です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Berzelia・・・・・スウェーデンの化学者のイェンス・ヤコブ・ベルセリウスへの献名

lanuginosa・・・・・「やわらかい産毛で覆われた」

【主な種類と品種】

ラヌギノーサ
B. lanuginosa

ラヌギノーサとして販売されている種類は大きいボール状の白花が咲くようですが、開花はピッコロより遅くなります。(写真:下)

ピッコロ

ラヌギノーサの園芸品種のようにも思われますが定かではありません。あるいは、こちらがラヌギノーサなのかもしれません。(写真:上の2枚)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

半耐寒性で耐寒性がやや弱いことから、通常は鉢植えで育てます。園芸店やホームセンターなどには、春に苗が出回りますので、これを買って植えつけます。

ポット苗の場合は、できるだけ早く5号鉢程度に植え替えます。また、ポット苗でなくても鉢が小さいときは、根詰まりを起こしますので一回り大きい鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものにパーライトを1〜2割加えた用土などが一例です。

バーゼリアの花

置き場所

日当たりのよいところを好みますが、半日陰でも問題なく育ちます。

植え替え

植え替えは、花後に行います。

日常の管理

生育期間中は水切れに注意し、表土が乾いたらたっぷり水を与えます。ただし、過湿にならないよう、また、冬場は乾燥気味にします。

剪定

伸びすぎた枝を切り詰めるときは、花後に行います。

冬の管理

耐寒性は−3度以上と言われていますが、強い霜が当たると傷みます。関東以西の暖地であれば、霜の当たらない軒下で冬を越します。水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

肥料

春と秋の生育期間中に、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。