ハシカンボク |
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【ハシカンボクについて】 |
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ハシカンボク(波志干木)は、鹿児島の南部や琉球列島に自生しているノボタン科ハシカンボク属の常緑低木ですが、無霜地域以外では半常緑となります。耐寒性が弱いことと、木があまり大きくならないことから、もっぱら鉢植えで栽培されています。 花はごく小さいですが、きれいな淡ピンクや白花が咲きます。開花期間が長く、よく咲いてくれますので、花が咲く頃には園芸店やホームセンターに顔出します。 丈夫な花木ですが耐寒性がないので、翌年も花を楽しむには冬の管理が大切になります。 【栽培メモ】 耐寒温度は5度くらいは必要で、以前に軒下に置いてあったところ寒さで枯れてしまったことがあります。最近は温暖化傾向が続いていますが、寒い日は関東以西の温暖地でも室内に取り込んだ方が安全と言えます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ハシカンボクの概要】 |
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樹高 園芸店で見かける木は、ごく、小さいものですが、1m近くなるようです。 花 花径1pたらずの小さなピンクの花が咲きます。白花種もあります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、耐寒性がありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Bredia・・・・・オランダ植物学者 Jacob Gijsbertus Samuel van Breda への献名 hirsuta・・・・・「粗毛のある」、「多毛の」 |
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【主な種類と品種】 |
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園芸店やホームセンターなどで見かけるのは、ピンクの花が咲く種類が一般的ですが、白花種もあります。また、近縁種にヤエヤマノボタン(B. yaeyamensis)があります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 夏場の直射光は避けるようにします。 植え付け 耐寒性がないので鉢植えでの栽培になります。夏から秋にかけて園芸店やホームセンターなどでよく見かけますので、これを買って育てることになります。 多くがポリポットか小さい鉢に植えられていて根詰まり気味になっていますので、こうした場合は、早めに根鉢を崩さないようにして一回り大きな鉢やプランターに植え替えます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を好みます。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜたものなどが一例です。 置き場所 どちらかというと、半日陰が適しているようです。特に、夏場の直射光は避けるようにします。 植え替え 植え替えは4〜5月に行います。鉢から抜いて、表土と古い土を軽く落として、一回り大きい鉢に植え替えます。 同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。 日常の管理 鉢植えで育てることが一般的ですが、生育期は乾燥を嫌いますので水切れに注意します。 剪定 樹形が悪くなってきたら、花後に切り戻しをします。 冬の管理 耐寒性がないので、冬は、室内に取り込みます。寒い時期は成長が止まりますので、水やりは控えめにします。 肥料 生育期間中は、緩効性の固形肥料を置肥するか、月に2〜3回液肥を与えます。 病気・害虫 丈夫で特にないようです。 |
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