ハナセンナ |
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【ハナセンナについて】 |
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ハナセンナは、ブラジル、アンデルセン原産のマメ科センナ属の花木で、花の少ない8〜9月にきれいな黄色の花が咲きます。1本植えておけば、涼しい秋が一段と待ち遠しくなります。 なお、「アンデスの乙女」という名前で呼ばれることが多いですが、これは流通名で、ハナセンナが標準和名のようです。同属にコバノセンナがありますが、コバノセンナは丸い葉ですが、ハナセンナは、葉が細長くなっています。また、ハナセンナとコバノセンナの交雑種と言われている 'インカの輝き'(写真:下) が流通していますが、9月によく咲きハナセンナに近い印象を受けます。 【栽培メモ】 幼木でも庭植えで冬を越しましたので、耐寒性はそこそこ強いと言えます。植えて3年もすると、見応えのある花が期待できます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【花の特徴と性質】 | ||||||||||||||||
樹高 2〜3mになる中木です。 花 花径3cmほどの黄色の小さい花ですが、枝一杯に花をつけ、満開時はとてもきれいです。コバノセンナより少し早く、8月中旬頃から咲きはじめ、9月に満開になります。 耐寒性・耐暑性
コバノセンナより耐寒性はありますが、温暖地でないと庭植えは難しいと思われます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Senna・・・・・アラビア語で「棘のある低木」を意味します。 corymbosa・・・・・「散房花序の」、「散房状の」 ※「散房花序(さんぼうかじょ)」とは、花軸につく花の柄が、下部ほど長く上部は短いため、全体がドーム状になる咲き方です。 |
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【主な種類と品種】 | ||||||||||||||||
センナ属で植栽されているのは、ハナセンナとコバノセンナです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 日当たりのよいところに植えつけます。日陰では花つきが悪くなります 植え付け 木がかなり大きくなりますので、鉢植えでは厳しいですが、大きな鉢に植えればある程度までは可能かと思われます。植え付けは、春が適期ですが、鉢植えの苗木であれば、秋に植えても差し支えありません。ただし、10月中には済ませるようにします。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所 陽光を好みますので、日当たりのよいところに植えつけます。日陰では花つきが悪くなります。 鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 植え替え 鉢植えの場合は、根詰まりしてきたら、4月ごろに一回り大きい鉢に植え替えます。 剪定 コンパクトにして栽培するには、花が終わった後で、3分の1くらいに強く刈り込みます。 ふやし方 挿し木でふやすことができます。 冬の管理 関東以西の温暖地では庭植えができますが、幼木は、特に寒さが厳しい日は不織布などで包んでやると安全です。 鉢に植えている場合は、霜の当たらない玄関先や軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。寒さが厳しいときは玄関などに取り込みます。 肥料 マメ科で生育が旺盛ですので、庭植えの場合はやせ地以外はほとんど必要ありません。 鉢に植える場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 病気はあまり発生しませんが、アブラムシとハダニに注意します。 |
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