ハナモモ(花桃) |
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【ハナモモについて】 |
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ハナモモ(花桃)は、美しい花を楽しむモモで、果実用のモモと区別するためハナモモと呼ばれています。果樹のモモの花もなかなか美しいものですが、ハナモモは一段と美しい花が咲きます。 ところで、モモは、はるか昔に中国からもたらされ、万葉集にもモモの歌が出てきますが、そのほとんどは、花の美しさを詠んだものと言われています。中でも有名なのは、大伴家持の次の歌です。 春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ乙女 なお、ハナモモの品種改良が進んだのは、江戸時代になってからと言われていますが、咲き分けの品種やサクラと同じように枝がしだれる品種もあります。 【栽培メモ】 果実用のモモは生育が早く、その分木の寿命も短いと言われていますが、ハナモモも同様です。'矢口' という品種を畑の隅に植えていますが、3年目でかなり大きくなり、花もよく咲くようになってきました。 モモは害虫が付きやすいですが、ウメシロカイガラムシが付いたのを軽く見ていたら、あっという間に幹や枝に広がって往生しました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ハナモモの概要】 |
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樹高 高さ2〜3mになります。 花 観賞用に品種改良されたハナモモは、八重咲きが多く、白、桃、緋紅色などのほか紅白に咲き分ける品種もあります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性、耐寒性とも強く、全国的に栽培が可能です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Amygdalus・・・・・アーモンドの古代ギリシャ名に由来します。 persica・・・・・「ペルシャの」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ アブラムシが付きやすいので、早めに薬剤を散布します。 植え付け 11〜12月もしくは2月の落葉期に植えつけます。 苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え場所 日当たりと水はけのよいところを選びます。土質は特に選びませんが、やや乾燥気味のところが適していますので、水はけがよくないところへの植え付けは避けるようにします。 剪定 12〜2月の落葉期もしくは、花後、あまり間をおかずに剪定をします。 花後の剪定は、花の咲いた枝の基部の2〜3芽を残して切り詰めます。 花芽は6月下旬〜8月上旬にはできますので、落葉期の剪定は、枯れ枝や混みあった枝を切り除き、特に伸びすぎて樹形を乱している枝を切り詰める程度にとどめます。 肥料 1〜2月の寒肥えと9月に追肥をします。油カスに化成肥料を等量に混ぜたものを株元に施します。 もっとも、モモは樹勢が強いので、木がある程度の大きさになったら肥料を与えなくてもよく咲いてくれます。また、果実を収穫する必要もないので多肥にする必要はありません。 病気・害虫 モモは、果樹の中でも比較的病害虫に弱い樹種です。ハナモモも同様で、特にコスカシバの幼虫が大敵です。幹に食い込まれたら、穴から殺虫剤を注入します。 また、アブラムシが付きやすいので、早めに薬剤を散布します。放置すると、たちまち広がりますので注意が必要です。それに、ウメシロカイガラムシが付くことがあります。 |
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