パンジー |
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【パンジーについて】 |
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パンジーは、スミレ科スミレ属の秋まき一年草で、現在栽培されている品種は、ヨーロッパなどに分布しているスミレ属のトリコロール(V. tricolor)などの種間交配によって作り出されたものです。 耐寒性が強い、色が大変カラフルなうえにサイズも豊富、冬から楽しめ開花期間が長い、タネから育てるのも容易、草丈が低く鉢やプランターに植えるのに最適、といった点で、秋播き一年草で、最も人気のある草花です。 おそらく、年間で最もよく売れる苗といったら、まず、このパンジーかビオラに並ぶものはないと思います。秋になって園芸店やホームセンターなどに行くと大量の苗が並べられ、また、よく売れています。 ところで、パンジーとビオラの違いですが、一般的には、花径が5cm以上のものをパンジー、それ以下のものがビオラという区分になっていますが、便宜的なもので、双方の形質が異なるということではないようです。 タネから育てても、適期に播けば、まず失敗なく花を楽しむことができます。ただし、あまり気温の高い時期にタネを播くと発芽がよくありません。ですので、園芸店やホームセンターでは早くから苗が出回りますが、タネから育てようとすると、それよりも開花時期は遅くなります。 【栽培メモ】 毎年、品種を変えてタネを播き、花壇やプランターに植えていますが、タネから育てても簡単です。早い時期から花を楽しみたいというなら別ですが、開花時期が少し遅くなるものの、開花期間が長いので十分に楽しめます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【パンジーの概要】 |
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草丈 10〜15p程度です。 花 ない色がないというほど多彩で、複色花や、花の中心部にブロッチがない品種もあります。 花のサイズも豊富で、好みに応じて選べます。また、花色のミックスされたものがたくさん販売されています。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強く、温暖地では冬でも露地で花が咲き続けます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Viola・・・・・この属の植物の古ラテン名が属名になっています。 wittrockiana・・・・・スウェーデンの植物学者 Veit Brecher Wittrock への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 極端な早播きは発芽が悪くなりますので注意します。 ※ 花がらは、こまめに取り除きます。 タネまき 9月上旬から10月上旬に播きますが、遅くなると冬までに充実した株になりませんので、あまり遅くならないようにします。 ただし、品種によっては、極端な早播きは発芽が悪くなりますので注意します。 早い時期に播くときは、気温が下がる夕方頃のなるだけ涼しい時間帯にタネを播きます。タネまき後3〜5時間の間に急激な高温にあうと発芽不良になります。 育苗箱に播き、覆土は2mmほどにします。発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えます。 植え付け 花壇に植えつけるときは、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 本葉が6〜8枚になったら、花壇やプランターに定植します。 花壇に植えつける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 株間 20p程度の間隔とします。60cmのプランターの場合は、3〜4株が目安です。 日常の管理 花がらをこまめに取り除くようにすると、長い間、きれいな花を楽しめます。たくさん育てているとこの作業は結構大変ですが、きれいな花を楽しむ上でこの作業は欠かせません。それに、咲き終わった花をそのままにしておくと、タネを付けるので株が弱っていきます。 また、変色してきた葉をこまめに取り除いて、株を清潔に保ちます。 冬の管理 耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。 肥料 花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり50gほど施します。花期が長いので、月1回程度追肥をします。 鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、追肥として液肥を2週間に1回程度施します。 用土を調製したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。 病気・害虫 アブラムシが発生することがありますので、見つけたら早めに駆除します。また、葉や花が食べられることがあります。 特に幼苗を食べられるとダメージが大きくなりますので、被害が出たら早めに殺虫剤を散布しておきます。 |
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