栽培のポイント
※ よい花を咲かせるには、病害虫の防除や剪定など、かなり手間がかかることを覚悟しなければなりません。
植え付け
春に切り接ぎして育てた大苗を11〜12月、若しくは3月に植えつけるが一般的です。早春に接ぎ木して、新梢が伸びたばかりの新苗は5月に植え付けます。
花壇に植えるときは、深さと幅が40cmほどの植え穴を掘り、一番下に腐葉土やバーク堆肥を入れ、その上に有機石灰、油カス、骨粉、などを入れて土とよく混ぜてておきます。さらに、その上に肥料と根が触れ合わないように庭土をいれて、そこに苗木を植え付けます。
植え付けたらたっぷりと水やりし、苗木が強風でぐらつかないよう支柱を立てておます。
鉢植えの用土
赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土などを使います。
植え場所・置き場所
花壇に植える場合は、日当たり、水はけ、そして風通しのよいところに植えつけます。日当たりが悪いと、バラの美しさを十分に味わうことができません。
鉢植えは、春と夏は日当たりのよいところに、夏は半日陰に置きます。半日陰になるような場所がなければ遮光ネットを使います。
日常の管理
梅雨明け後、急に気温が高くなると、バラが暑さのため弱ってしまいますのでワラ等でマルチングして地温を下げるようにします。
剪定
剪定はよい枝を出すために欠かせない作業です。通常、夏と冬の2回行います。
冬は、温暖地では12月、寒地では芽の出る1月前までに済ませます。冬の剪定は二分の一から三分の一程度を残し、思い切って切りつめます。このとき、一番上の充実した芽が外側になるように切ります。
夏は、8月下旬〜9月上旬に新枝の先から三分の一程度、よい芽のあるところまで切りつめます。
肥料
バラは有機質を多く入れると生育がよいと言われています。多肥を好むので、2月に完熟堆肥と牛糞を施します。
病気・害虫
バラは病害虫に弱いので防除は欠かせません。
病気はクロホシ病、ウドンコ病がよく発生しますし、害虫ではアブラムシとハダニがつきます。
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