ハナショウブ(花菖蒲) |
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【ハナショウブについて】 |
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ハナショウブ(花菖蒲)は、アヤメ科アヤメ属の宿根草で、野生種のノハナショウブから改良されたものです。江戸中期に品種改良が始まり、非常にたくさんの花が作り出されています。 江戸系、肥後系、伊勢系の3つに区分するのが一般的ですが、これらは花の咲き方にそれぞれ特徴があるものの別種というわけではありません。 全国にはハナショウブの名所があって花時には大いににぎわいますが、高知には残念ながらそうしたところはありません。そこで、愛媛県の南楽園に何回か行きましたが、年によって開花時期が少しずれますので、ちょうど満開の時に行き当たったときは、素晴らしい花を堪能できました。 ところで、個人的な感想ですが、花菖蒲園は、できれば晴天のときよりも曇天のときに出かけると風情があるように思います。また、雨上がりも花が生き生きしてよいものです。 【栽培メモ】 耐寒性、耐暑性ともあり、とてもつくりやすいです。ただし、庭植えでも、3〜4年ぐらいしたら植え替えないと花付きが悪くなりますが、その作業になかなか手が回らないのが現状です。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ハナショウブの概要】 |
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草丈 60〜120p程度です。 花 品種は大きく、江戸系、肥後系、伊勢系の3つに区分されます。 花色は、白、紫、紅紫、桃色の他絞りなどがあり変化に富んでいます。また、花形も3弁、6弁、八重などがあります。花径は15pほどです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性ともあります。冬は地上部が枯れ込みます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Iris・・・・・・ギリシャ語の iris(虹)が語源です。 ensata・・・・・「剣形の」 |
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【主な種類と品種】 |
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ハナショウブの品種は、非常に多くとても紹介し切れませんので、カタログなどで好みの品種を選んでください。ここでは、一般的に区分されている3系統を紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 3〜4年に1回は株分けをして植え替えます。 植え付け 植え付けの適期は、花が終わった直後です。園芸店やホームセンターなどでポット苗を購入した際に、根が鉢いっぱいに伸びていることがありますが、そのときは根鉢の底を少しほぐして植えつけます。鉢植えは、通常、6号鉢に1篠を植えこみます。 庭に植える場合は、深植えにならないように植え込むことが大切で、株元が少し土に埋まる程度の浅植えにします。鉢植えの場合も、購入した株が植わっていた鉢土の表面と同じ高さになる程度に植えつけます。 また、庭植えにする場合、ポット苗を夏に近くなって購入したときは、手数はかかりますが、いったん鉢に植えて管理し、9月に畑や庭に植え付けるようにします。 鉢植えの用土 畑土や田土でかまいませんが、なければ赤玉土とバーミキュライトを7対3程度に混ぜた用土などを使います。 植え場所・置き場所 カキツバタは湿地が適していますが、ハナショウブは湿地には向いてなく、庭や畑などでよく育ちます。ただし、日当たりがよくないと花付きが悪くなります。 株間 畑や庭に何株も植え込むときは、20cmほどの間隔で植え付けます。 植え替え 庭に植えた場合は、植えっぱなしにしておくと花付きが悪くなりますので、3〜4年に1回は株分けをして植え替えます。 時期は、花後に行います。この時期を逃がしてしまったら、秋口に株分けして植え替えてもかまいません。 鉢植えは、毎年植え替えますが、一回り大きい鉢を使うなら必ずしも毎年株分けをしなくてもかまいませんが、それでも、2年に1回は株分けをします。 日常の管理 夏場、乾燥しすぎないように管理します。鉢植えは、乾燥しやすい夏場は1cm程度の腰水で育てると管理が楽ですが、水を深く入れると夏場に枯れたりすることがありますので注意します。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくします。 ふやし方 株分けで増やすことができます。まず、花茎を切り取り、次に葉を株元から20cmくらいに切り詰めてから株分けします。地下茎は固いので鋏を使って2〜3篠ほどに分けて、すぐに植えつけます。 肥料 芽の出る前と花の終わった後にカリ分の多い化成肥料を少なめに与えます。また、秋には、油かす又は緩効性の固形肥料を与えます。 病気・害虫 ズイムシが花芽を食べることがありますので、見つけたら殺虫剤で駆除します。 |
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