ハナシキブ

ハナシキブの花
写真 ハナシキブ
撮影時期 2007.6.10
栽培状況 庭植え

科名

クマツヅラ科

属名

カリガネソウ属

学名

Caryopteris x clandonensis

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

(園芸交雑種)

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜9月

【ハナシキブについて】

ハナシキブ(花式部)は、ダンギクと同属のモンゴル原産のモンゴリカ種(C. mongholica)との種間交雑により育成された園芸種です。

花はダンギクによく似ていますが、葉はより細長くなっています。涼しげな感じの花が印象的です。

【栽培メモ】

ダンギク同様、耐寒性、耐暑性があり丈夫で育てやすい宿根草です。もっとも、一日中、日が当たるところに植えた株は枯れてしまいましたので、午後は日陰になるところが適しているようです。

【育て方は下へ ↓ 】

【ハナシキブの概要】

草丈

30〜40pほどです。

写真のようにダンギクに似た咲き方をします。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

丈夫で耐寒性もありますが、ダンギクよりは耐暑性はやや弱いようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Caryopteris・・・・・・ギリシャ語の karyon(クルミ)+ pteron(翼)が語源です。

mongholica・・・・・「モンゴルの」

clandonensis・・・・・(※ 不詳)

【主な種類と品種】

一般には青色の花が出回っていますが、ピンクや白花もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 庭に植える場合は、水はけがよく午後は日陰になるところが適しています。

※ 鉢やプランターで育てる場合も、夏場は半日陰に置きます。

植え付け

草丈がそれほど高くなりませんので、庭植えはもちろん、鉢やプランターで育てるのにも向いています。園芸店やホームセンターなどでは初夏に花の咲いた株が出回りますので、これを買って育てます。

ポリポットに植えられていることが多いですが、この場合は、購入したら早めに庭やプランターなどに植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

ハナシキブの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、水はけがよく午後は日陰になるところが適しています。半日陰でもよく育ちますが、夏の西日が長く当たるところは避けた方が賢明です。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

株間

20pほどにします。

植え替え

庭に植えた場合は、株が混みあってきたら、株分けを兼ねて植え替えます。鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。

時期は、春でも秋でもかまいませんが、寒さの厳しい地域は春に行います。

日常の管理

15〜20cmほど伸びたら摘芯をしてやると枝数が増えます。

冬の管理

冬になると地上部が枯れこみますので、株元まで切り戻しておきます。耐寒性がありますので霜除け等は必要ありません。

ふやし方

植え替えのときに株分けで増やすことができます。

肥料

庭に植えた場合は、春先に化成肥料を株元に撒いておきます。

鉢やプランターに植えた場合も多肥にする必要はありません。植え付け時に緩効性肥料を与え、後は、月に1〜2回ほど液肥を与えるか2ヶ月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にないようです。

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