ナンバンサイカチ

ナンバンサイカチの花
写真
撮影時期
栽培状況

科名・属名

マメ科
ナンバンサイカチ属

園芸分類

落葉高木

別名

ゴールデンシャワー

原産地

インド、スリランカ、ミャンマーなど

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜9月

【ナンバンサイカチについて】

ナンバンサイカチは、インドやスリランカ、ミャンマーなどが原産のマメ科ナンバンサイカチ属の落葉高木です。満開の時期には、黄色い花穂が一面に垂れ下がって、ゴールデン・シャワーツリーとも呼ばれます。

沖縄県では、街路樹や公園などに植栽されていていますが、耐寒性が弱いので、沖縄や奄美諸島でないと庭植えができないため、それ以外では本来の美しい花を見ることができないのが残念です。

蛇足ながら、サイカチというのは、本州南部、四国、九州などに分布するマメ科サイカチ属の落葉高木で、ナンバンサイカチとは別属になります。

【栽培メモ】

タネが手に入りましたので播いてみたところ、たくさん発芽して順調に育っています。鉢植えでの栽培になりますが生育は早いので、これからに期待しています。

【ナンバンサイカチの概要】

樹高

10mにもなるようです。

黄色の花がシャワーのように垂れて咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐寒性が弱く、沖縄や奄美諸島でないと庭植えは困難です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ (種から実生苗を作るの)はやさしい

※ (開花させるのは)未確認

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Cassia fistula

学名の説明

Cassia・・・・・桂皮(シナモン)の古名から転用されたものです。

fistula・・・・・「管状の」

【主な種類と品種】

近縁種に、ピンクシヤワーツリー(Cassia bakeriana)やナンバンサイカチとピンクシヤワーツリーの交雑種もありますが、いずれも耐寒性は弱いです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

タネ播き

ナンバンサイカチは、一般には、苗木は販売されてなく、タネを播いて育てることになります。

そのままでは発芽しにくいようなので、ヤスリで少し削って、一晩水に浸けてポリポットに播きました。覆土は1pほどにしたところ、発芽は良好でました。

植え付け

ポリポットの底に根が回ったら植え付けですが、耐寒性がないので鉢植えでの栽培になります。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

春から秋にかけては、戸外の日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

根詰まり気味になったら4月頃に植え替えます。鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落とし、伸びすぎた根も切り戻して、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。

剪定

冬が来る前に伸びすぎた枝を切り戻しをしておきます。また、春に、寒さで枯れ込んだ枝を切り取っておきます。

冬の管理

耐寒性がないので、室内に取りこみます。水やりは控えめにします。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥をしますが、マメ科の木ですので量は控えめにします。

病気・害虫

特にないようです。

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