ニチニチソウ(日々草) Catharanthus roseus

ニチニチソウの花
写真 ニチニチソウ ‘エクエイターミックス'
撮影時期 2015.8.26
撮影場所 庭植え
科名・属名

キョウチクトウ科
ニチニチソウ属

園芸分類

春まき一年草

別名

ビンカ

原産地

マダガスカルなど

用途

庭植え、鉢植え

花期

6月〜10月

【ニチニチソウについて】

ニチニチソウは、キョウチクトウ科の春まき一年草です。マダガスカルを中心とする熱帯、亜熱帯が原産ですので、夏の暑さに負けず、長い間咲き続けるので、夏花壇やプランターによく植栽されます。

江戸時代に日本に入って来ていますが、夏に毎日咲き続けることからニチニチソウと名づけられたと言われています。ビンカという別名は、以前、本種がこの属に分類されていたことによるものです。

ニチニチソウの特徴としては、とにかく乾燥に強いことが挙げられます。少しぐらい水やりを忘れても株が傷むことはなく、逆に過湿にすると根腐れしやすいので、その点が栽培のポイントになります。

栽培したところでは、暑さと乾燥には強いですが、過湿にとても弱く、さあこれから花が咲くというときに、梅雨時の長雨で庭植えの株が次々と枯れてしまったことがあります。水はけをよくすることとプランターも長雨に当てないことが何より重要です。

【花の特徴と性質】

ニチニチソウの花

本来は宿根草ですが、寒さに弱いので春まき一年草として扱われます。

草丈

25〜30p程度です。

花径は3〜5p程度です。花色は、白、白に赤目、桃、濃桃、赤などの色があります。

ニチニチソウと言っても、花は一日でなく2〜3日咲いています。

耐寒性・耐暑性

耐暑性は強いですが、耐寒性がないため冬を越すことができません。

学名の説明

Catharanthus・・・・・ギリシャ語の phrase(まじり気のない)+ anthos(花)が語源です。

roseus・・・・・「バラ色の」

【主な種類と品種】

エクエイタシリーズ

分枝性に優れた品種です。花径5p、草丈は20〜30pほどです。

常夏

木立性のニチニチソウで草丈は50〜60pになります。

ライムシャワー系

黄緑色の葉に特徴がある品種で暑さや乾燥に強い系統です。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

発芽適温が20〜25度と高いので、4月下旬〜5月中旬頃に育苗箱にまきます。覆土は2ミリ程度が適当です。

発芽後、本葉が2〜3枚になったら、3号ポットや小鉢に植え替えて苗を育てます。育苗中、多湿にならないよう注意します。

ニチニチソウの花

植え付け

花壇に定植するときは、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、耕しておきます。

本葉が5〜6枚になった頃が定植の適期です。直根性で苗が大きくなってからの移植を嫌いますので、遅れないようにします。

花壇に植えるときは、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。その際、高畝にして植え付けると根腐れをかなり防ぐことができます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使うようにします。市販の培養土に軽石砂やパーライトを2割ほど入れたもの、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものに軽石砂やパーライトを2割ほど加えたものなどが一例です。

株間

20〜25p程度とします。

植え場所・置き場所

高温には強いのですが多湿を非常に嫌いますので、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

梅雨時に水はけのあまり良くない花壇に定植すると立ち枯れする株が多く出ます。ですから、花壇に定植するときは、高畝にして水はけをよくするか、少し遅くタネをまき、梅雨明けを待ってから定植する方法もあります。

鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。梅雨時など長雨が続きそうなときは、雨のかからない軒下などに移すようにします。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないよう鉢土の表面がよく乾いてから水やりをします。

ニチニチソウの花

花がらをそのままにしておくと、葉にくっついて病気発生の原因になりますので、こまめに取り除くようにします。

肥料

花壇に植える場合は、元肥として1u当たり、化成肥料を1u当たり100gほど入れて、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜてから植え付けます。追肥として月に1回程度、化成肥料を与えます。

鉢やプランターに植える場合は、元肥のほかに追肥として月に2〜3回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

多湿で雨が続いたときなどに、立ち枯れしたり、灰色かび病が発生することがあります。

害虫では、アブラムシのほかがつくことがあります。この他、アオムシに花を食べられることがあります。

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