ニコチアナ |
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【ニコチアナについて】 |
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ニコチアナは、南アメリカ原産のナス科タバコ属の春まき一年草です。別名をハナタバコと言いますが、タバコの専売制度が廃止されたことにより出回るようになりました。栽培されている園芸種は、アラータ種(Nicotiana alata)とフォルゲティアナ種(N. forgetiana)の種間交配種とされています。因みに葉たばこは、タバカム種(Nicotiana tabacum)です。 昭和30〜40年代の頃には香南市野市町でも葉タバコが栽培されていたこともあり、この花を見ると昔のタバコ畑の景観を思い出します。もっとも、今ではタバコ農家はなく、タバコ畑を見る機会はなくなってしまいました。 葉タバコの花はピンクだったと記憶していますが、花が咲くころには摘み取られていました。栽培されている園芸種はずいぶんとカラフルになっています。 【栽培メモ】 タネから育てる場合、微細種子ですが発芽後の生育が比較的よいので、育苗はそれほど難しくありませんでした。過湿に気をつければ、星型の花がにぎやかに咲いてくれます。 |
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【ニコチアナの概要】 |
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草丈 葉タバコは背丈を超えるほどに伸びますが、園芸品種は30〜50p前後で、草丈の低い矮性種がよく栽培されています。 花 花径は4〜5pほどで、星形の可愛い花が咲きます。また、長い花筒に特徴があります。 花色は白、ピンク、赤、紫などがあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はなく、高温多湿も苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Nicotiana × sanderae 学名の説明 Nicotiana・・・・・フランスの外交官で学者の Jean Nicot への献名 sanderae・・・・・(※ 不詳) |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※鉢やプランターで育てる場合は、過湿にならないようにします。 タネまき 発芽適温が20〜25度前後なので、4月中旬〜5月中旬頃がタネ播きの適期です。タネが小さいので、細かい用土を入れた育苗箱かピートバンなどに播きます。好光性種子ですので覆土はしません。 微細種子で、初期の生育がゆっくりですので、発芽後、本葉が2〜3枚のころに、まずは2号ポット(6cm)のポリポットに取ります。2号のポリポットに根が回ったら、3号(9cm)のポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け 3号のポットに根が回ってきたら、花壇やプランターなどに定植します。やや酸性土壌を好むので、苦土石灰を撒く必要はありません。 花壇に植えつける時は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れて庭土とよく混ぜて植え付けます。多湿を嫌いますので、花壇に植えるときは、少し高畝にして植え付けるようにします。 鉢やプランターに植えたい人は、春に苗が園芸店やホームセンターなどに出てきますので、これを買って植え付けると簡単です。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土などを使います。 株間 花壇に植えるときは20〜25cmほどにします。60cmのプランターの場合は、3〜4株が目安です。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところを選びます。 鉢やプランターに植えた場合は、雨のかからないところに置くと花が雨で傷まずよい結果が得られます。 日常の管理 多湿に弱いので、鉢やプランターで育てる場合は長雨に当てないよう、また、水のやりすぎに注意します。 花壇で育てると、雨で花が傷みやすいので、傷んだ花はこまめに取るようにします。花後に切り戻すと、再度花を楽しめます。 肥料 花壇に植えるときは、植えつけ時に化成肥料を1u当たり50gほど施して、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に土とよく混ぜて植え付けます。後は、月に1回ほど追肥をします。 鉢やプランターは、植えつけ時に緩効性の肥料を入れるとともに、追肥として1週間に1回程度液肥を与えます。 病気・害虫 アブラムシは、ウイルス病を伝染させるのでに注意します。 |
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