テコマリア

テコマリアの花
写真 ‘オーレア'
撮影時期 2007.9.21
栽培状況 庭植え

科名・属名

ノウゼンカズラ科
ヒメノウゼンカズラ属

園芸分類

半つる性常緑低木

別名

ヒメノウゼンカズラ

原産地

南アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜11月

【テコマリアについて】

テコマリアは、南アフリカ原産のノウゼンカズラ科テコマリア属の半つる性常緑低木です。花や葉がノウゼンカズラを小型にしたようで、その姿からヒメノウゼンカズラとも呼ばれます。ただし、ノウゼンカズラとは属が違っています。

カペンシスは比較的耐寒性があり、下の2枚の写真のように、高知市内ですが庭植えの株によく花が咲いていました。花期は長く、11月になっても花を見ることができます。

【栽培メモ】

オーレアを庭植えにしていましたが、特別の対策をしていなかったので、非常に強い寒波が来た年に枯れてしまいました。ですので、特に寒い日は、関東以西の温暖地でも霜除けが必要ではないでしょうか。もしくは鉢植えでの栽培が適当と考えられます。

【テコマリアの概要】

テコマリアの花

樹高

2mほどで、ノウゼンカズラよりは小型です。剪定すれば、鉢植えでも栽培できます。

下の写真のように朱橙色の花が一般的で、枝先に咲きます。朱橙色のほか、黄色の品種もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐寒性はそれほど強くありませんが、耐暑性は強いです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Tecomaria capensis

学名の説明

Tecomaria・・・・・自生地の地名が語源です。

capensis・・・・・南アフリカの「喜望峰の」

【主な種類と品種】

カペンシス
T. capensis

朱橙色の花が咲きます。一般によく見かける品種です。

オーレア
T. capensis ‘Aurea'

黄花品種で、あまり見かけません。耐寒性はやや弱いようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 冬の寒さに注意します。

植え付け

放任すると枝がかなり伸びますが、剪定をして育てれば鉢植えでも栽培できます。植え付けの適期は、4〜5月です。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

テコマリアの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、北風が当たらず、そして、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

ただし、庭植えできるところは、関東以西の温暖地に限られますし、強い寒波が来ると枯れることがあります。

鉢やプランターに植えた場合は、日当たりのよいところに置いて育てます。

剪定

冬場に、伸びすぎた枝などを剪定して樹形を整えます。

冬の管理

鉢植えは、軒下など霜の当たらないところに置きます。寒い地域は室内に取り込みます。

ふやし方

挿し木で増やすことができます。

肥料

庭植えの場合は、春と秋に有機質肥料を与えます。

鉢植えの場合は、4〜10月にかけて定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはないようです。

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