テンニンギク |
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【テンニンギクについて】 |
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テンニンギク(天人菊)は北アメリカ原産のキク科テンニンギク属の秋まき一年草若しくは春まき二年草です。それほど栽培されることは多くありませんが、切り花ではよく見かけます。 近縁種に宿根草のオオテンニンギクがあり、一緒にして属名のガイラルディアと呼ばれることもあります。オオテンニンギクと比較すると、本種の方が草姿も花もやや華奢な印象を受けます。 【栽培メモ】 タネから育てても、生育がよく、栽培はごく簡単でした。何株かまとめて植えると、花時は、なかなか美しいものです。 2017年に、単にガイラルディアとして販売されていたタネを春にまいたところ、テンニンギクでした。苗の状態でポットに植えたまま、夏場は涼しいところに置いてあったところ、夏を越し秋に定植しました。このことからして、秋播き一年草でも春まき二年草としても差し支えないと考えられます。 |
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【テンニンギクの概要】 |
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草丈 40〜50pほどになります。 花 赤、黄、橙の他、赤色の花弁の先端が黄色になった径5p程度の花を咲かせます。 一重の他に八重咲きもあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性が強く、また、耐暑性も比較的強いので夏でもよく咲きます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Gaillardia pulchella 学名の説明 Gaillardia・・・・・18世紀のフランスの植物学者 Gaillard de Charentonneau の名前に因んでいます。 pulchella・・・・・「美しい」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 関東以西の温暖地では、通常、秋まきにします。 タネまき 春まきでも、秋まきでもかまいませんが、関東以西の温暖地の場合、春まきにした苗を日当たりのよい花壇に植えると、夏の高温多湿で枯れてしまうことがあります。ですので、花壇に植える予定の場合は、温暖地では通常、9月中旬〜10月中旬ごろに播きます。 もっとも、春に播いた場合、苗を3号から4号のポットに植え替えて、夏場は風通しのよい明るい日陰に置けば、それほど傷むことはなく夏を越すことができますので、涼しくなって花壇に定植するようにすれば春播きでも差し支えありません。 箱播きにして、覆土は3〜5mmほどにします。苗の生育はよく、育苗は簡単です。 発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに植え付けます。ただし、春まきにした苗を花壇に植える場合、関東以西の温暖地では、秋に定植した方が安全です。 花壇に植えるときは、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておき、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜6Lほど入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜25p程度とします。60cmの標準のプランターの場合は、3株が目安です。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 日常の管理 丈夫なので、一度植えつけると、ほとんど手間がかかりませんが、終わった花は早めに切り取ります。 冬の管理 寒さには比較的強いですが、秋に定植したときは不織布でトンネルするなどして霜除けをした方が安全です。 肥料 花壇に植えるときは、植えつけ時に化成肥料を1u当たり30〜50gほど撒いて、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土によく混ぜて植えつけます。追肥として、春になったら化成肥料を株元に施しますが、量は控えめでかまいません。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 それほど被害を与えるものはありません。 |
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