ガイラルディア |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【ガイラルディアについて】 |
|||||||||||||||||||
ガイラルディアとはテンニンギク属のことで、この仲間にはテンニンギクとオオテンニンギクがありますが、種苗会社のカタログなどでは、テンニンギクとオオテンニンギク、それと、これらの交雑種(Gaillardia × grandiflora)をガイラルディアとしている場合があります。 ここではテンニンギクとオオテンニンギクの交雑種を取り上げていますが、オオテンニンギクより草丈が低く、花色も豊富です。ただし、耐暑性はオオテンニンギクよりはやや劣るように思われます。 【栽培メモ】 上の写真は、春播きにしてポットに植えたまま夏を越し、秋に花壇に植えたものです。夏場、ポット苗を半日陰の涼しいところに置いて育てたので、夏の暑さに傷む株もさほどありませんでした。 また、以前に、秋にタネを播いてみましたが、翌春には花が咲いたものの、春まき二年草として育てた場合と比較すると、花の咲き様は、やや物足りない結果になりました。また、開花後、夏にはほとんど枯れてしまいました。 ですので、'アリゾナサン' のようなテンニンギクとオオテンニンギクの交雑種は、関東以西の温暖地では、宿根草というよりも春まき二年草、もしくは秋播き一年草と考えるべきかと思われます。 |
|||||||||||||||||||
【ガイラルディアの概要】 |
|||||||||||||||||||
草丈 30〜40pほどです。 花 花径8pほどで、赤に黄覆輪の品種をよく見かけますが、黄色や赤色の花が咲く品種もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性ともそこそこ強いですが、開花株は梅雨時から夏の高温多湿を嫌います。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Gaillardia × grandiflora 学名の説明 Gaillardia・・・・・18世紀のフランスの植物学者 Gaillard de Charentonneau に因みます。 grandiflora・・・・・「大きい花の」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 花がひととおり終わったら株の切り戻しをして、風通しをよくしてやります。 タネまき タネから育てる場合は、春まきが一般的ですが温暖地の場合は秋まきもできます。育苗箱かピートバンにまき、覆土はタネが隠れる程度の2mmほどにします。直まきもできます。 育苗箱などに播いた場合は、発芽後、本葉が2〜3枚のころにポリポットに植え替えます。 直まきの場合は、25〜30cmの間隔で2〜3粒ずつまいて、発芽後、本葉が4〜5枚になるまでに間引きしてしっかりした苗を1本残します。 植え付け ポットの底に根が回ってきたら花壇やプランターに定植します。 花壇に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。植え付ける際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜておきます。 秋まきの場合、春の開花時期までに充実した苗に育っていないと花が咲かない場合がありますので、生育が遅い場合は、フレームなどで苗を育て、暖かくなってから植え付けます。 苗を購入して植える場合は、春に出ていることが多いようです。 株間 株が大きくなりますので25〜30pほどにします。60cmのプランターの場合は、3株ほど植え付けます。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も、夏場以外は日当たりのよいところに置きます。 日常の管理 過湿になると根腐れを起こしやすいので、花がひととおり終わったら株の切り戻しをして、風通しをよくしてやります。 夏の管理 比較的耐暑性はありますが、開花後は、特に、温暖地で花壇に植えた場合、夏の高温多湿で枯れる株が多くなりますので、花後に切り戻しをしておきます。 鉢やプランターに植えている場合は、半日陰の涼しいところに移動します。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、温暖地では、霜除け等の必要はありません。 ただし、秋の植え付けが遅くなったときは、冬に不織布でトンネルをして霜除けしてやると、よく育って花が楽しめます。 鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下に置き、水やりは少なくします。 肥料 花壇に植える場合は、植え込み時に化成肥料を1u当たり50gほど入れて庭土とよく混ぜておきます。追肥はほとんど必要ありません。 鉢やプランターで育てる場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、春と秋に液肥を2週間に1回ほど与えるか緩効性の固形肥料を置肥します。なお、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、植えつけ時の肥料は不要です。 病気・害虫 特にないようですが、夏の高温多湿で株が蒸れると枯れてしまうことがあります。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |