トキンバラ

トキンバラの花
写真 トキンバラ
撮影時期 2016.4.16
栽培状況 庭植え

科名

バラ科

属名

キイチゴ属

学名

Rubus rosifolius

園芸分類

落葉低木

別名

ボタンイバラ、トキンイバラ

原産地

中国

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5月〜6月

【トキンバラについて】

トキンバラは、中国原産のバラ科キイチゴ属の落葉低木です。バラ属ではなく木イチゴの仲間ですが、花がバラに似て美しいことからその名前が付いています。なお、トキンというのは、修験者が被る小さな黒い頭巾のことです。

バラ属ではありませんので香りはありませんが、バラと違って病気にも強く、白い花がたくさん咲きます。

暑さ寒さに強く育てやすいですが、地下茎が伸びて、あちこちから芽が出て増えすぎて困るほどになります。ですので、庭に植える場合は、場所を選んで植え付ける必要があります。

【栽培メモ】

庭植えにしてみましたが、とてもよく咲いてくれました。植えっぱなしにしていたので、広がりすぎて株の整理に少し手間を取られましたが、早めに整理するなら、それほどの労力は必要としません。

【育て方は下へ ↓ 】

【トキンバラの概要】

樹高

1mほどの株立ち状になります。

花径6cmほどの美しい白花です。花がたくさん咲きますので、バラと比べてもそれほど見劣りはしません。

トキンバラの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Rubus・・・・・ラテン語の赤を意味する ruber が語源で、赤い未熟の果実を指します。

rosifolius・・・・・「バラのような葉を持つ」

【主な種類と品種】

八重咲きの品種が販売されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※地下茎が伸びて芽を出した余分な株は、早めに整理します。

植え付け

春又は秋に植えつけます。繁殖力が強く地下茎で増えていきますので、広げたくないなら鉢植えが適しています。庭植えの場合は、増えすぎて困らないような場所を選ぶ必要があります。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土もしくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

トキンバラの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

鉢植えの場合は、鉢が乾いてから水やりをします。

庭植えの場合、増やしたくないなら、地下茎が伸びて芽を出した余分な株を早めに掘り取っておきます。

毎年この作業をしないと、しだいに手間がかかるようになります。

剪定

花が咲き終わった枝は、花後に根元から切り取っておきます。

肥料

庭植えの場合は、ほとんど無肥料でもよく花が咲きます。

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。