観賞用トウガラシ

トウガラシの花
写真 観賞用トウガラシ
撮影時期 2007.9.1
栽培状況 鉢植え

科名

ナス科

属名

トウガラシ属

学名

Capsicum annuum

園芸分類

春播き一年草

別名

唐辛子

原産地

熱帯アメリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

鑑賞時期

7〜11月

【観賞用トウガラシについて】

トウガラシといえば世界三大香辛料のひとつですが、観賞用トウガラシは実を鑑賞するものです。原産は熱帯アメリカで、ナス科トウガラシ属の秋播き一年草です。

観賞用のトウガラシはさまざまな色と形があり、紫→赤、白→オレンジ→赤など、様々な色の変化が楽しめます。実の形も細長いものから丸いものまでバリエーションに富んでいます。

【栽培メモ】

‘コンガ’という品種のタネを播いたところ、初期の成育はゆっくりですが、暑くなるにつれて成育が早くなり、7月後半から花が咲き出しました。

【育て方は下へ ↓ 】

【観賞用トウガラシの概要】

草丈

20〜40pほどです。

観賞用トウガラシは、当然のことながら実を楽しみます。

観賞用トウガラシの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Capsicum・・・・・ capsa(袋)が語源です。

annuum・・・・・「一年生の」

【主な種類と品種】

‘カーニバル’

短円錐形の実を付け、紫→クリーム→オレンジ→赤と色が変化します。

‘矢祭’

円錐形の大型の実で、真っ赤になります。「花祭」は黄色の品種です。

‘コンガ’

コンパクトな株で、葉の色が紫がかり、実の色もはじめは紫色です。だんだんと紫から濃いオレンジ色に変化します。(写真:中)

‘メデューサ’

実が細長い品種です。辛味があり食用にも使えます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢栽培の場合は、水切れにならないよう注意します。

タネまき

タネを播く時期は、気温が十分に上がってくる5月以降が適期です。これより早く播く場合は、小型の簡易温室やフレームなどを使います。

箱播きもできますが、2.5〜3号ほどのポリポットに直接播いてもかまいません。覆土は、2〜3o程度にします。

箱播きしたときは、本葉が2〜3枚になったらポリポットに植え替えて、週に1回ほど薄い液肥を与えながら苗を育てます。

観賞用トウガラシの花

植え付け

タネから育てた場合は、ポリポットの底に根が回ったら花壇や鉢に植え付けます。

暑くなってくると園芸店やホームセンターなどにポット苗が出てきますので、これを買って植え付けると簡単に楽しむことができます。

植え付けの際、やや深植えにすると後の成育がよいようです。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

日当たりのよいところで栽培します。日当たりが悪いと実の色が悪くなります。

株間

庭植えの場合は20pほどにします。鉢植えの場合は、5号程度の鉢を使用します。

日常の管理

水切れを嫌いますので、鉢栽培の場合は注意します。庭植えの場合も、晴天が続いて庭土が乾燥したときは水やりをします。

肥料

花壇に植える場合は、植え込み時に完熟堆肥を入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。後は、緩効性の化成肥料を追肥として与えます。

鉢植えの場合は、植え付け時に緩効性肥料を与え、後は、月1回ほど緩効性の固形肥料を置肥するか液肥を月3回程度与えます。

病気・害虫

アブラムシとハダニが付くことがあります。

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