ドイツスズラン |
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【ドイツスズランについて】 |
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スズランの中でも通常栽培されるのはドイツスズラン(Convallaria majalis)と呼ばれる種類です。本種は、ヨーロッパや中央アジア原産で、北海道など日本に自生している種類と異なり、葉の裏が濃緑色です。 日本に自生しているスズラン(C. keiskei)は耐暑性が弱く、温暖地での栽培は非常に難しいと言えます。その点、ドイツスズランは日本のスズランよりは耐暑性があり、栽培しやすいと言えます。 【栽培メモ】 鉢植えにして、夏場、朝方に少し日の当たるところにおいていましたが、何とか夏を乗り切ることができました。 そして、翌年には、上の写真のように充実した株になって、期待どおりに咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ドイツスズランの概要】 |
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草丈 20〜30pほどになります。 花 花径は1pほどで白花の外に淡ピンクの品種もあります。花はよい香りを持っています。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強く問題ありません。耐暑性は、日本のスズランと比較すると強いですが、それでも夏の暑さは苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Convallaria・・・・・ convallis(谷)+ leirion(ユリ)が語源です。 keiskei・・・・・日本の植物学の父と呼ばれる伊藤圭介氏に因みます。 majalis・・・・・「5月に花が咲く」 |
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【主な種類と品種】 |
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白花の他にとピンクの花(C. majalis var. rosea)が売られています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 夏場は、夏の暑さを避けるため半日陰〜明るい日陰に置きます。 植え付け 通常は、春に園芸店やホームセンターなどに開花株が出回りますので、これを買って育てます。 日本のスズランよりは耐暑性があるとは言え、夏の暑さを嫌いますので、関東以西の温暖地の場合は、季節に応じて環境が変えられる鉢やプランターでの栽培に適しています。 購入した株が植えられている鉢が小さく、根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回り大きめの鉢やプランターに植え付けます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、軽石砂を6:3:1ほど加えたものなどが一例です。 植え場所・置き場所 半日陰地を好みますので、庭植えの場合は、落葉樹の下などが適しています。 鉢やプランターは、秋から春までは日当たりのよいところ、あるいは半日陰に置きます。 植え替え 鉢やプランターに植えている場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、11月頃が適期です。 日常の管理 鉢やプランターに植えている場合は、鉢の表面が乾いたら十分に水やりします。 花が咲き終わったら、早めに花茎を切り取っておきます。 夏の管理 鉢やプランターは、夏が近づいたら半日陰に、そして、真夏を迎えたら明るい日陰に置きます。 冬の管理 耐寒性が強いので、戸外で冬を越します。乾燥させすぎないよう冬場も忘れずに水やりをします。 ふやし方 よく育てば、植え替えのときに株分けで増やすことができます。 肥料 3月と花後に緩効性の固形肥料を与えます。 病気・害虫 特にはないようです。 |
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