トルコギキョウ Eustoma grandiflorum

トルコギキョウの花
写真 トルコキギョウ
撮影時期 2008.7.6
撮影場所 花屋さんにて
科名・属名

リンドウ科
ユーストマ属

園芸分類

一、二年草

別名

ユーストマ
リシアンサス

原産地

南・北アメリカ、西インド諸島

用途

鉢植え

花期

6〜8月

【トルコギキョウについて】

トルコギキョウは、原産地は南・北アメリカ、西インド諸島なのに、何故トルコギキョウと名付けられたのか不思議に思いますが、すっかりこの名前が定着しています。キキョウという名前が後ろに付いていますが、キキョウの仲間ではありません。

花が豪華で、そのうえ、水揚げがよく花が長持ちするので、切り花としての需要が多いの花でもあります。私の住んでいる野市町周辺でもハウス栽培が盛んで、ハウスの中に見事に咲いているトルコキキョウを見かけることが珍しくありません。

タネから簡単に育てることができれば言うことなしですが、育苗が難しい草花であることが残念です。

栽培したところでは、管理が悪かったせいで発芽もそれほどよくなかったですが、それよりも苗の成長が遅く、この点が苦労させられました。

なんとか花は咲きましたが、カタログのようにはいきませんでした。とはいえ、トルコギキョウをタネから育てて思いどおりに咲かせることは、一つの目標になっています。

【花の特徴と性質】

トルコギキョウの花

草丈

矮性品種は30〜40p程度で、鉢やプランターでの栽培がしやすくなりました。高性種は80〜90pほどになります。

花径は小輪で4p程度、大輪種で8p程度です。一重咲きのほか豪華な八重の品種もあります。

花色は白、桃、赤、紫、青紫のほか、写真のような覆輪の品種も多く、どの花もたいへん美しいものです。

耐寒性・耐暑性

 

耐寒性はあまり強くありません。用土が凍らなければ越冬しますが、よい花を咲かせるにはフレームや室内に置きます。

学名の説明

Eustoma・・・・・eu(よい、真)+ stoma(口、気孔)が語源です。
※ 花冠筒(花が筒のように細長くなっている部分)の開口部が大きいことに由来します。

grandiflorum・・・・・grandi(大きい)+ florum(花の)

【主な種類と品種】

ピッコロミックス

花径6pほどの小輪種です。

バイカラーミックス

花径7〜8pの大輪種です。

キングシリーズ

花径約8pの大輪八重咲品種です。

ダブルミックス

花弁の先に紫や桃色の入るバイカラー種です。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

トルコギキョウのすばらしい花を見ると、誰しもタネから育ててみたいと思います。ところが、タネを播いて開花株に育てることが難しく、通常は、苗を買って育てることになりますが、自信のある方は挑戦してみてください。

発芽適温は20度程度ですが、関東以西の暖地では10月上旬〜中旬にピートバンやセルトレイに種まき用の培養土などを入れて播きます。早く播きすぎて発芽後の温度が高いとロゼット化して、茎が立ち上がらないことがあります。

逆に、遅くなると気温が下がって発芽まで時間がかかり、必然的に育苗期間が短くなるため充実した株になりにくいです。こうした点も、トルコギキョウをタネから育てる場合の難しさのひとつだと思われます。

トルコギキョウは、微細種子ですがタネはコーティングされていますので、ピートバンに播く場合は薄くバラまきにします。

好光性種子ですので覆土はせず、軽く押さえつけておきます。直射日光と雨を避け、底面吸水をして乾燥しないよう注意します。

トルコギキョウの花

10日〜2週間ほどしたら発芽しますので、発芽後は、徐々に日に当てるようにし、混みあったところは間引きします。

本葉が3〜4枚程度になったら、根を切らないようにして6p(2号)のポリポットに鉢上げします。その後は、ときどき液肥を与えながら苗を育てます。

植え付け

早春になると、生育が次第に旺盛になってきますので、成長に合わせて9cmのポリポットに植え替えます。

茎が伸び始め、ポリポットの底に根が回ったら、根鉢を崩さないようにして、鉢やプランターに植え付けます。

苗は、春先には園芸店やホームセンターなどに出てきますので、これを買って育てるのが簡単です。

花壇に植えても育てられないことはありませんが、トルコギキョウは過湿を嫌いますので、庭植えよりも鉢やプランターでの栽培が管理が楽です。

鉢植えの用土

水はけがよく、肥沃な土が適していますので、赤玉土、酸度調整したピートモス、パーライトを5:3:2程度に混ぜた用土などを使います。

株間

株間は15cmほどにします。

置き場所

日当たりのと風通しのよい場所に置いて育てます。また、トルコギキョウは過湿を嫌いますので、雨が当たらないところに置いた方が安全です。特に長雨が予想されるときや梅雨時は雨を避けるようにします。

日常の管理

過湿にすると根腐されしやすいので、表面が乾いてから、たっぷりと水やりします。その際、葉に水がかからないように注意します。

5〜6月ごろに摘芯をすると、わき芽が増えて花数が増えます。

花茎は光のある方に曲がっていきますので、花茎が伸び始めたら定期的に鉢回しをして、できるだけまっすぐに伸びるようにします。

病気の発生を防ぐため、早めに花がらをつみ取ります。

トルコギキョウの花

冬の管理

フレームや暖房のない室内の日当たりのよいところに置いて苗を育てます。3月に入るころには関東以西の暖地では霜も降りなくなりますので、日当たりのよい戸外に出します。

肥料

植え付けの際、緩効性の化成肥料を施し、後は、2週間ごとに薄めの液肥を与えるとよい花が咲きます。

病気・害虫

過湿にすると立ち枯れ病で株がダメになることがあります。そのほか灰色カビ病が発生することがあります。

また、暖かくなるとアブラムシアブラムシがつくことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。