トキワレンゲ

トキワレンゲの花
写真 トキワレンゲ
撮影時期 2012.9.9
栽培状況 庭植え

科名・属名

モクレン科
モクレン属

園芸分類

常緑低木

別名

シラタマモクレン
ココマグノリア

原産地

中国広東省

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜11月

【トキワレンゲについて】

トキワレンゲ(常磐蓮華)は、中国広東省原産のモクレン科モクレン属の常緑低木です。花の形から別名をシラタマモクレンといいます。また、種小名がココ(coco)ですのでココマグノリアとも呼ばれます。このココは猿という意味ですが、この木が猿とどういう関連があるのか未確認です。

あまり横に広がらないのでスペースもさほど必要としません。また、花は、さほど大きくなく、例えば同じ常緑のミヤマガンショウのように一斉に開花するということもありませんので、派手さはありませんが、写真のように丸い清楚な花はなかなか魅力があります。

【栽培メモ】

庭に植えていますが、狭いスペースで収まっています。思い出したように花が咲くのもおもしろいと言えます。遅いときは11月にも咲いていました。

【トキワレンゲの概要】

樹高

2mほどにはなりますが、成長がゆっくりしていますので鉢植えにも向いています。

株が小さいうちからでも、よく咲きます。花径4cmほどの丸い花で、モクレン科の花木にしては、やや小さい花です。一度に咲くということはなく、3月〜11月ごろまで、少しずつ咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり関東以西の暖かいところであれば庭植えが可能です。寒冷地では、鉢植えとなります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Magnolia coco

学名の説明

Magnolia・・・・・フランスの植物学者 Pierre Magnol への献名

coco・・・・・「猿」

【主な種類と品種】

特にはありません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 生育がゆっくりですので、剪定はさほど必要ありません。

植え付け

常緑の花木ですので、一般には春に植えつけます。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢で育てる場合、苗木が小さい場合は、まずは6〜7号鉢程度の鉢に植えつけます。

トキワレンゲの花

鉢植えの用土

赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土などを使います。

植え場所・置き場所

耐陰性が強いので、庭に植える場合は、半日陰でも十分に楽しむことができます。写真の株は、午前中3時間程度日の当たるところに植えていますが、問題なく育っています。

鉢植えも、半日陰においても差し支えありません。

剪定

生育がゆっくりですので、剪定はあまり考えなくても大丈夫ですが、鉢植えなどで大きくなりすぎたときは、切り詰めます。

肥料

庭植えの場合は、あまり多肥にする必要はありませんが、3月と9月ごろに油カスと骨粉を混ぜたものなどを株の周りに少し施しておきます。

鉢植えの場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありません。

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