トラデスカンチア

トラデスカンチアの花
写真 フルミネンシス
撮影時期 2023.5.10
栽培状況 鉢植え

科名・属名

ツユクサ科
ムラサキツユクサ属

園芸分類

多年草

別名

トラディスカンティア

原産地

熱帯アメリカ

用途

鉢植え

花期

5〜6月

【トラデスカンチアについて】

トラデスカンテチアは、ムラサキツユクサ属の属名(Tradescantia)ですが、園芸上、トラデスカンチアと呼ばれて栽培されているのは、主にゼブリナ種、フルミネンシス種、それにアルビフローラ種などの品種などです。ほふく性の種類は茎が横に伸びていきますので、吊り鉢などにして栽培されます。

この属のムラサキツユクサは耐寒性があり戸外で冬を越しますが、トラデスカンチアとして販売されているものは、耐寒性が弱いものが多いようです。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていますが、寒さに気をつければ栽培は容易です。

【トラデスカンチアの概要】

トラデスカンチアの花

草丈

10〜15pほどです。ほふく性の種類は茎が横に伸びていきます。

白花やピンクの花が咲く種類がありますが。総じて、あまり鑑賞の対象とはされていません。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

(冬の保温ができれば)やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Tradescantia

学名の説明

Tradescantia・・・・・17世紀のイギリスの植物学者 John Tradescant への献名

zebrina・・・・・「縞のある」

fluminensis・・・・・リオデジャネイロ州に由来します。

albiflora・・・・・「白花の」

【主な種類と品種】

ゼブリナ
T. zebrina

メキシコ原産で、葉に美し班が入ります。ほふく性ですので、通常は吊り鉢にして栽培されます。

フルミネンシス
T. fluminensis

こちらもほふく性で、葉にきれいな斑が入ります。‘ラベンダー’という品種があります。

アルビフローラ
T. albiflora

緑の葉に白い縦班が入り、花は白花です。‘アルボビッタタ'という品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

園芸店やホームセンターなどで購入した株が小さい鉢に植えられているときは、一回りもしくは二回り大きい吊り鉢などに植え付けます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土などを使います。

置き場所

春から秋の間は、夏を除いて、戸外の日当たりのよいところに置きます。日当たりが悪いと間延びした株になってしまいます。

トラデスカンチアの花

植え替え

生育がよいので、毎年植え替えた方がよく育ちます。根詰まりすると生育が悪くなります。

日常の管理

生育期間中は乾燥させすぎないよう、水やりを怠らないようにします。

茎が伸びすぎて株のバランスが悪くなったら、切り戻しをして草姿を整えます。

夏の管理

夏の強い日差しは避けて、半日陰もしくは明るい日陰に置いた方が無難です。

冬の管理

耐寒性の弱い種類は、冬は室内の日当たりのよいところに取りこみ水やりは控えめにします。

ふやし方

植え替えのときに株分けをするか、挿し芽で増やすことができます。

肥料

春から秋の生育期間は、夏場を除き固形肥料を定期的に与えます。

病気・害虫

それほど被害を与えるものはありません。

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