チグリジア |
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【チグリジアについて】 |
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チグリジアはメキシコ、グァテマラに自生するアヤメ科トラフユリ属の春植え球根です。アヤメ科の球根植物のうち園芸として栽培されているのは、ほとんどが南アフリカ原産ですので、中南米原産のチグリジアはその点ではユニークな存在といえます。 なお、トラフユリ属には20〜30種ほどあると言われていますが、園芸品種として栽培されるのは、主にパボニア種です。 このチグリジア・パボニアは、花の中央に斑紋が入る派手な色彩が特徴で、別名をタイガーリリーとも言います。花は一日で咲き終わってしまいますが、派手な色彩は印象に残ります。 【栽培メモ】 庭植えにしましたが、写真のように独特の斑点を持った花がよく咲いてくれました。もっとも、同じ栽培条件でも、開花時期が案外バラバラで、まとまって一斉に咲くということはありませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【チグリジアの概要】 |
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草丈 40〜50pほどになります。 花 タイガーリリーといわれるように、花の中心部に鮮やかな斑点があるのが特徴です。ひとつの花茎に3〜4個のつぼみを付けます。 花は、赤や黄色の一重で、花径10pほどになります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性が弱いので、庭に植えっぱなしにはできません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Tigridia・・・・・「虎のような」という意味です。 pavonia・・・・・スペインの園芸家 Don Jose Pavon への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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品種別に売られていることは少なく、花色がミックスされたものが種苗会社のカタログに載っています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 庭植えの場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 ※ 過湿を嫌いますので、鉢植えで栽培する場合は、夏場の水やりは控えめにします。 植え付け 鉢植えはもちろん、水はけがよいところであれば庭に植えることもできます。植えつけは、暖かくなった4月中旬〜5月上旬が適期です。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものにパーライト又は軽石砂を1割ほど加えた用土などを使います。 植え付けの深さ 植え付けの深さは、鉢植えで2〜3cm、庭植えで3〜5cmが目安です。 株間 鉢植えの場合は5号鉢に3球、7号鉢に6〜7球が目安です。庭植えの場合は、7〜8cmの間隔で植えつけます。 植え場所・置き場所 過湿を嫌いますので、鉢植えは、梅雨時から夏の間は雨のかからないところに移したほうが無難です。 庭植えの場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。水はけが悪ければ、庭土を盛り上げて植えつけるようにします。 植え替え 耐寒性が弱いので、庭植えの場合は、毎年、秋に掘り上げて翌春に別の場所に植え替えます。同じところに植えると、連作障害が出やすくなります。 鉢やプランターに植えた場合も、毎年、新しい用土で植え替えます。 日常の管理 植えつけたときはたっぷりと水やりをしますが、その後は、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。特に、夏場の高温多湿を嫌いますので、夏場の水やりは控えめにします。 開花時期に花茎が倒れやすくなりますので、そのときは支柱をしてやります。また、花ガラはこまめに摘み取ります。 休眠期の管理 寒さには強くありませんので、庭植えの場合、秋に葉が黄色くなってきたら掘り上げて、凍らないところで翌春まで保管します。 鉢植えの場合は、掘り上げてもかまいませんし、鉢ごと暖かい場所に置いて、乾燥させて保管してもかまいません。 ふやし方 分球して増やすことができます。また、タネを採っておいて、翌年の4〜5月ごろに播いて育てることができます。 肥料 庭に植えた場合は、それほど多肥にしなくてもよく咲いてくれます。 鉢やプランターに植えた場合は、芽が出てきたときと花後に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 ハダニがつくことがあります。 |
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