栽培のポイント
美しく咲かせるには、枝の誘引、病害虫の防除や剪定など、かなり手間がかかることを覚悟しなければなりません。
植え付け
春に切り接ぎして育てた大苗を11〜12月、若しくは3月に植えつけるが一般的です。早春に接ぎ木して、新梢が伸びたばかりの新苗は5月に植え付けます。
花壇に植えるときは、深さと幅が40cmほどの植え穴を掘り、一番下にバーク堆肥や腐葉土を入れ、その上に有機石灰、油カス、骨粉、などを入れて土とよく混ぜてておきます。さらに、その上に肥料と根が触れ合わないように庭土をいれて、そこに苗を植えつけます。
植え場所・置き場所
花壇に植える場合は、日当たり、水はけ、そして風通しのよいところに植えつけます。
日当たりが悪いと、本来の美しさを十分に味わうことができません。
日常の管理
梅雨明け後、急に気温が高くなると、暑さのため弱ってしまいますのでワラ等でマルチングして地温を下げるようにします。
剪定
ツルバラの剪定は、12月頃が適期で、古い枝や充実していない細い枝を切り落とし、芽の先端が鉛筆ぐらいの太さの場所で、
芽から5oほど上で切り戻しておきます。
剪定に併せて、誘引作業を行います。フェンスに誘引するポイントは、枝をできるだけ水平近くに寝かせるか、少し斜め上に誘引して花数を増やすようにします。
肥料
多肥を好むので、2月に完熟堆肥と牛糞を施します。
病気・害虫
ツルバラも病害虫に弱いので防除は欠かせません。
病気はクロホシ病、ウドンコ病がよく発生しますし、害虫ではアブラムシとハダニがつきます。
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