チューリップ |
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【チューリップについて】 |
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チューリップは、小アジア原産のユリ科の秋植え球根です。秋植え球根の中では文句なく最も人気があり、公園の花壇などでチューリップが満開になっている様は、本当に素晴らしいものです。惜しむらくは、開花期間が比較的短いことですが、これは欲張りすぎなのかもしれません。 ところで、チューリップ属には、おおよそ100〜150種ほどの野生種があるとされていますが、園芸上利用されている主要なものは20種ほどだと言われています。 なお、一般に栽培されているチューリップの園芸品種は、温暖地では球根の肥大が悪く、また、ウイルス病に罹患することが多いことから、同じ球根を植え付けても、翌年はよい花は望めません。 【栽培メモ】 種苗会社などから購入した球根を植えつけると、失敗なく美しい花が咲いてくれます。ただし、高知県の平野部にある香南市野市町では、掘り上げた球根を秋に植えたとしても、ウイルス病にかかっていたり、球根の肥大が悪かったりで、さっぱりです。もっとも、品種により、多少の差異はあります。 ですので、植えるなら、毎年、新しい球根を買った方が結局は得策と思っています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【チューリップの概要】 |
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草丈 系統により30〜60pほどになります。 花 種類も多く、色も多彩ですので、どれを植えたらよいか選択に困るぐらいですが、やはり、4月になって咲く中性種が人気があるようです。 色を取り混ぜるより、同一品種をある程度まとめて植えた方が見栄えがします。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強く、全国で栽培できます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Tulipa・・・・・ tulipan(頭巾)に由来します。 |
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【主な種類と品種】 |
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たくさんの品種がありますので、気に入った品種を選ぶことができますが、最近は2色咲きやレンブラント咲きなどに人気があるようです。また、園芸種の他に原種のチューリップもたくさん販売されています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 温暖地では、毎年、球根を更新した方がよい結果が得られます。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 植え付け 植えつけの適期は、10月上旬〜11中旬です。 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。 1週間ほどしたら、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、化成肥料も加えて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 花壇に植える場合は、球根の高さの3倍ぐらいの土がかかる深さにします。鉢植えは、2〜3cmほどの深さに植えつけます。 株間 球根の間隔は球根と球根の間に3個入る程度が標準ですが、温暖地の場合、翌年は同じ球根は使わないとするなら、密植した方が花時は素晴らしいものになります。 植え替え 残念ながら、温暖地では球根の肥大が悪く、また、ウイルス病に罹ってしまうので、見かけはきれいでも来年も同じような花は期待できません。なお、原種やダーウィン・ハイブリッド系は比較的この病気に強いと言われています。 日常の管理 チューリップは植え付けをしてから、地上に芽が出てくるまで長くかかります。通常、3月ごろにならないと芽が出てきませんので、鉢やプランターに植えた場合は、水やりを忘れたりしないようにします。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。なお、チューリップの開花には、一定期間寒さに当てる必要があります。 鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、乾かしすぎないよう注意します。 休眠期の管理 5月ごろには葉が枯れてきて休眠期に入りますので、植え替えを予定しているときは、葉が枯れてきたら球根を掘り上げます。 掘り上げた球根は、水洗いし、ベンレート1000倍液に30分ぐらい漬けてから日陰で乾燥させます。 球根が乾いたら、分球しているものは球根を分けてネットの袋などに入れて、秋の植え付け時まで保管しておきます。 保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。 ふやし方 寒冷地などでは、分球して増やすことができます。 肥料 花壇に植える場合は、元肥として緩効性の化成肥料を庭土によく混ぜてから植え付けます。 鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に、元肥として緩効性の化成肥料を鉢土に混ぜて植え付けます。芽が出たら、2週間に1回程度追肥として液肥を与えます。 病気・害虫 病害虫としては、アブラムシがつくことがありますので、生育が阻害されないよう、また、ウイルス病を防ぐためにも早めに駆除します。 |
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