チオノドクサ |
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【チオノドクサについて】 |
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チオノドクサは、地中海沿岸や小アジアの高山、亜高山に自生するキジカクシカ科の秋植え球根です。主に栽培されるのはトルコ西部原産のルシリアエ(C. luciliae)です。本種は、トルコ南西部原産のフォーベシィ(C. forbesii)と非常によく似ていて混同されている場合もあるようです。それ以外にサルデンシス(C. sardensis)が流通しています。 高山生まれですが、関東以西の温暖地でも比較的つくりやすい小球根です。多少、詰めすぎかなと思われる程度にまとめて植えこむと、開花時は見応えがあります。 小型の球根ですので鉢植えに向いていますが、耐寒性が強いので庭植えも可能です。庭植えの場合は、耐暑性がやや弱いことから、夏は日陰になるような落葉樹の下などが適しています。 【栽培メモ】 種苗会社などで購入した球根を植えると、1年目はよく咲いてくれます。ただし、球根の肥大があまりよくなく、翌年以降は、最初の年ほどよく咲きませんでした。 ということからして、香南市野市町のような温暖地の夏の暑さにはやや弱く、どちらかというと寒冷地向きのように思われます。 |
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【チオノドクサの概要】 |
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草丈 小型の球根で、草丈は10〜15p程度です。 花 花は花径1.5〜2p程度です。ひとつの花茎に数輪の花を付けます。星形の6弁花で、色は、白、ピンク、紫などがあります。 耐寒性・耐暑性
寒さには強いが、暑さにはやや弱いと言われている球根です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Chionodoxa spp. 学名の説明 Chionodoxa・・・・・ギリシャ語の chion (雪)+ doxa(栄光、誉)が語源です。 luciliae・・・・・19世紀のスイスの植物学者 Edmond Boissier の妻 Lucile Boissier の名前に因みます。 sardensis・・・・・ トルコの古代都市サルディス(Sardeiss)に由来します。 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ タネをとる場合は別にして、花ガラは早めに取っておきます。 植え付け 10月中旬〜11月中旬が適期です。ごく小型の球根ですので鉢植えに向いていますが、勿論、花壇に植えても全く問題はありません。 花壇に植えるときは、深さ20cmほど庭土を掘り返し、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と有機石灰を少し入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 鉢やプランターに植える場合は、市販の球根用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 花壇の場合は、夏の暑さを避けるため、やや深めの5〜6cmにします、 鉢やプランターの場合は2〜3cmほどにします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、一日中日が当たるところよりも、半日陰程度のところを好みます。特に、暑さにやや弱いので、夏の休眠期は日陰になるようなところが最適です。 鉢やプランターは、秋から春までは日当たりのよいところに置いて育てます。 株間 花壇に植える場合は3〜5cmほどの間隔にしますが、1ヶ所にまとめて植えると見栄えがします。鉢植えの場合は、5号鉢に6〜8球が目安です。 植え替え 鉢やプランターに植えた場合は、1〜2年に1回、秋に植え替えます。 花壇に植えた場合も、植え替えるときはそのころ掘り上げて、別の場所に植えつけます。 日常の管理 乾燥に弱いので、休眠期に入っても掘り上げて保管することは避けるようにします。 タネをとる場合は別にして、花ガラは早めに取っておきます。 冬の管理 耐寒性が強いので戸外で冬を越します。霜除け等は必要ありません。 休眠期の管理 一般には、花壇に植えた場合は、3〜4年は植えっぱなしにした方がよく、その方がよく咲いてくれるようです。 ただし、夏の高温多湿が苦手なのか、私の庭では、植えっぱなしではあまり結果がよくありませんでした。 鉢やプランターに植えた場合は、5月はじめに葉が黄色くなって休眠期に入ったら、鉢に植えたまま日陰に置いて、植え替え時まで保管します。 肥料 庭植えの場合は、やせ地でない限り特に肥料を与えなくてもかまいません。 鉢植えの場合は、元肥に緩効性の化成肥料を施し、後は、芽が出たときと花後に追肥をします。与える量は少な目にします。 病気・害虫 特にはありません。 |
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