タンジー

タンジーの花
写真 タンジー
撮影時期 2014.7.16
栽培状況 大型のプランターで栽培

科名

キク科

属名

ヨモギギク属

学名

Tanacetum vulgare

園芸分類

宿根草

別名

ヨモギギク

原産地

ヨーロッパ〜アジア

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6月〜7月

【タンジーについて】

タンジーは、ヨーロッパからアジアに分布するキク科ヨモギギク属の宿根草です。和名をヨモギギクといいますが、これはタンジーの花には舌状花がなく、それがヨモギに似ていることに由来すると言われています。ハーブとして虫除け用などに栽培されてきましたが、毒性があるので食用にはできません。

黄色い花色と、細かく切れ込む葉も美しく、観賞用としても栽培されます。庭に植える場合は、増えすぎて困る場合がありますので、特に余裕がある場合を除き、植え場所をよく検討して植え付けます。

【栽培メモ】

大型のプランターに苗を植えたところ、それほど問題なく育って花もよく咲きました。

【育て方は下へ ↓ 】

【タンジーの概要】

草丈

80cm〜1.2mほどになる大型の常緑の宿根草です。葉には、ローズマリーのような強い香りがあります。

茎の先端に丸い形をした黄色い花が数輪まとまって咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性とも強く丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Tanacetum・・・・・ギリシャ語の athanasia(不死)が語源になっています。これは、昔、タンジーが死体の防腐に利用されたことによるものと言われています。

vulgare・・・・・「普通の」、「通常の」

【主な種類と品種】

この属には、マトリカリア、ジョチュウギクなどがあり、また、北海道以北に変種のエゾノヨモギギクがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 放任すると草丈がどんどん伸びますので、摘芯をして株立ちを多くします。

植え付け

苗を植えつける場合は、春又は秋のいずれでもかまいません。タネを播いて育てることもできます。

株が大きくなりますので、鉢植えの場合は、大型の鉢やプランターに植える必要があります。

酸性土壌を嫌いますので、庭に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付けの際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

タンジーの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

大型のプランターで2株程度が目安です。

植え場所・置き場所

日当たりのよいところで育てます。

植え替え

鉢やプランターに植えている場合は、毎年植え替えます。

日常の管理

過湿を嫌いますが、鉢やプランターで育てている場合、夏場は鉢土が乾いてぐったりすることがありますので、乾燥させすぎないように注意します。

放任すると草丈がどんどん伸びますので、摘芯をして株立ちを多くします。

冬の管理

耐寒性がありますので、霜除け等は必要ありません。

ふやし方

植え替えのときに株分けで増やすことができます。

肥料

庭に植える場合は、ほとんど必要としません。

プランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を用土に混ぜて植えつけますが、市販の草花用培養土に植える場合は不要です。追肥として、秋に緩効性の固形肥料を少なめに与えます。

病気・害虫

特にありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。